
私はマスコミという業界の片隅にいるものの、華々しい芸能界にはあまり縁がなく、また、基本的にあまり興味がない。よって付随する広告代理店やテレビ局などにも縁がなく、こちらから仲良くしたいとも思わないのでそうした世界を知らずに来た。
これからも多分あまり縁はないと思うのだが、先日久々に会った友人がテレビ局勤務で、いろいろと話を聞いてしまった。そして仰天しまくってしまった。
友人は例の、番組プロデューサーが乱交パーティーをやったことや、社員が痴漢行為などをしていたりして有名になった民放に勤務している。
「乱交パーティーであれだけ話題になったのに、あの番組がまだ継続しているのはどういうものなんだろうねえ」というと、
「あら、だって、乱交くらい誰も悪いことなんて思ってないんじゃない? ああいうマンションは六本木あたりにはたくさんあるらしいし、タレントだって日常茶飯事らしいしさあ」と言う。
「え? 日常茶飯事なの?」
「でも、女子アナはやってないでしょうね。マスコミに狙われているのはわかっているし、そういうことはお肌にも悪いしね。でも、男子アナウンサーはバカだから一緒になって騒いじゃうんだよね」
ちなみに全裸写真を撮られたアナウンサーは、現在は「お客様電話相談室」勤務となっているそうである。
「かわいそうだよね。みんなやってるのにさ。でも、あの写真はあそこにいた人間しか持っていないわけだから、誰がリークしたかっていうのはもうわかっているみたいだけどね」
芸能界ってそんなところなわけ???
友人によれば「広告代理店だって宴会やれば平気で裸になる」のだそうだ。
え??? そうなの???
「SっていうバンドのKなんか、かならず裸になって局の新人の女の子の頭に『チョンマゲ』ってやって泣かせるのが趣味だし、Dなんて代理店は素っ裸でラインダンスやったり、裸になったヤツのお尻にビールかけて『ウォシュレットー』とかやるのはお家芸だし。そんな驚くことじゃないでしょ」
驚きますよねえ、充分に。
「ねえ、じゃあマンガの『きまぐれコンセプト』にあるようなことって、マンガだから描いてあるわけじゃないの?」
「あんなのマンガだから、まだ本当のことは描いてないんじゃないの?」
その話をしてくれた友人はかれこれ10年以上の付き合いなので、私にウソをつくような人でもなく、だからなおさらびっくりしてしまったのだが、そんな境遇(?)にいるその友人にもまた驚きを感じる。
「もう慣れちゃった」そうだけれど、そんな世界があったとは……。
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