
若いころには結構むちゃな「取材」旅行をした。
はじめての海外取材は23歳のときで(何年前かは考えたくないね!)、アメリカ各地を約2ヶ月まわった。
フォト・ジャーナリストの人に手ほどきしてもらって企画書を書き、アメリカ商務省観光局に何度も出かけ、タイアップ先も自分で探して・・・と、なにもかも自分でやったが、こうした「企画主導」の取材はあとにも先にもなかったのではないかと思う。
現在雑誌の海外取材はたいてい旅行会社のタイアップ記事で、英語も話せない記者が取材しているものも数多いが、当時はなにしろ「商務省観光局」のこわーいおじさまが面談してOKをくれないことには何もできないので取材といってもたいへんだったのだ。
しかし、がんばったなりに、今はなきパンナムのファーストクラスにも乗れたり、一部タイアップしてくれたホテルがスウィートルームだったりと、若いクセにリッチな体験もできた。
が、取材予算は3人分2ヶ月で180万円。しかも(言いたくないけど)1ドル360円時代だ。電車とバスを乗り継いで、あとは歩け、歩け。田舎での宿泊は当然モーテル。
そんな旅もなかなかよいものである。
サンフランシスコからAMTRAK(アメリカ国有鉄道、だったと思う)でシカゴまで48時間の旅。
そののちオハイオ州コロンバス、サークルビルという小さな町で「パンプキンフェスティバル」を取材。
ニューヨーク、ボストン(マサチューセッツ州)と、それぞれ1週間近く滞在し、コロラド州デルノーテ、ニューメキシコ州アラモサ、タオス、アリゾナ州ツーソンに入り、最後はロサンゼルス。
10月6日に日本を出発して、12月6日に帰国。ふーぅ。我ながら偉いものだといまさら思う。
大学寮、ミステリースポット、熱気球、インディアン、ハロウィーン、エールやハーバード大学、ヒッピー、ギャラリー、ハリウッドのスター予備校、フィットネス・スクール・・・・。
昨年から足しげく通っているMIT(マサチューセッツ工科大学)も、当時の私にはアコガレだった。(それもCharles River Valley Boysというブルーグラス・バンドがあったからというだけのアコガレなのだけれど)
そうやって取材してまわった土地はそれぞれ想い出があるのだけれど、いい人に会った想い出は忘れられない。
「一期一会」というけれど、たった1度の出逢いしかなかった人たちであっても、一生の想い出をつくってくれることがある。
たとえばアリゾナでは、こんなことがあった。
カリフォルニアにホームステイした経験のある私は、ホストファミリーのおばあちゃんの家をひとりで訪ね、夜、ひとりでホテルまで帰ることになってしまった。(もっとも行きの段階ですでに夜だったのだけれど)
するとタクシーの運転手が「どこから来たのか」「ひとりなのか」「旅行の予定はどうなのか」と、いろいろ聞いてくるのだ。
夜だし、ひとりだし、はじめての土地だし、恐いので答えを窮していると「心配しなくてもいい。自分は本職は警官なんだけれど、アリゾナでは警官のアルバイトが認められているのでバイトでタクシーの運転手をしているんだ」と言う。
それをすぐに信用していいかどうかわからなかったものの、それなりに会話をしてホテルに着き、チップを渡そうとすると「遠い外国からのお客さんからのチップはいらない。それよりもアリゾナのいい想い出をたくさんつくって帰ってくれ」と20ドルほどの料金もとらなかった。
おかげであれから×年たった今でも、こうして「いい想い出」話となっている。
朝鮮人参入り梅緑茶と、朝鮮人参入り
柑緑茶の「AriZona」 果汁5%で、カロ
リーは70kcal。健康的。
そんなアリゾナの想い出とは関係なく、今度はごく最近の「アリゾナ」話。
かねてよりアメリカ在住の友人から「アメリカにはへんな緑茶がある」との情報を得ていたのだが、発見した。その名も「ARIZONA」
6種類くらいあるなかから、買ってみたのは「梅緑茶」(ASIA PLUM)と「柑緑茶」(MANDARIN ORANGE)
ガラス製ボトル入り240ml入り1ドル35セント。(150円前後)
どちらのボトルも梅と石灯籠のイラスト部分にしっかりと「Green Tea」とある。
そしてよくよく見れば「with GINSENG」、つまり朝鮮人参入り。
しかもしかも! 100%オールナチュラルなうえに、オレンジのハチミツまで入っているゴージャス・ティー。これってもはや「緑茶」ではないのでは?
飲んでみると、フレーバーティーという感じで薄甘い味がなかなかグッド!
ということで、こちらのアリゾナは1999年10月サンフランシスコでのめっけもの。
なんともジャパニーズ・オリエンテッドというか、オリエンタル・オリエンテッドというか、まあ、はっきり言ってめちゃくちゃだが、さすがニューヨーク製である。
そのうち代官山のヒルサイドパントリーか広尾の明治屋あたりで並ぶかも。
「アリゾナ」というネーミングも、正しい表記は「AriZona」と2文節。「Great Hot!」というビックリマーク付きサジェスチョンもあるので、今度ホットもためしてみたい。
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