
週のまんなかに休日があるというのはいい。
やらなきゃいけない仕事を山のようにかかえているというのに「久々に大掃除しよう」と思い立ち(忙しいときに限って掃除する。私が掃除をしはじめたら、それはかなり忙しいということでもある)、押し入れのものを整理することにした。
すると、出てくる、出てくる。
「ああ、ここにあったのか!」と思うものが発掘され、そしてその多くは何年もの間、埋蔵品となっているものである。
もともと整理能力がない人に限ってなかなかものを捨てないのだが、我ながら物持ちのよさにあきれてしまう。
友人のミナティーは超が10個くらいつくほど整理上手だが、彼女の整理は「捨てる」の3文字だ。
よって、ミナティーがお掃除してくれると、部屋が倍くらい広くなるが、とっておいたくだらないもの(きれいな空缶やボトル、クリッピングしようと思って貯めておいた古い雑誌、くたくたになってしっかり着古して吸水性バツグンのTシャツなど)があとかたものなくなることを覚悟しなくてはいけない。
でも、自分では捨てられないものをがんがん捨ててくれるので、1年に数回、衣更えシーズンにはミナティーに登場してもらうのだが、今日はまず自分で「捨てる」ことに挑戦しようと試みた。
思い切って着ない服を整理した。が、捨てるのはもったいない。リサイクル屋に持っていくほどでもない。会社に持っていっても、デザインやサイズが合う人がいそうにない。
困ったが、とりあえず「着ないであろう」と思ったものを箱詰めした。
「でも、これは着れるかな」
迷いはじめるときりがない。私は9号サイズでごく普通の体型なので、たいていの服は着れてしまう。そのおかげで(?)自分の服でさえ余るほど持っているのに、人さまの服までもらったりしてしまうので、服は増えるばかりだ。
一番困るのは、「自分が買った服は気にいっているので捨てられない」が「他人からもらったものは申し訳なくて捨てられない」ことだ。
そのうえ、安い服は惜しげなく着れるので多少くたびれていても「普段着にいい」し、高い服はめったに着ないので「捨てるにはもったいない」。
つまり、そこにあるものはどれもこれも、捨てられないのだ。
服を整理するためにも少しデブになろうかと思うが(実はもう小デプだ)、私の場合、ウエストサイズは平気で10cmくらい増えたり減ったりしてしまうので、結局細い服もとっておいてしまう。
プロポーションがいいというのはほんとうに困る(なんちゃって)
そして格段に困るものとえいえば手づくりのもの&いただきもの、である。つまり「手編みのセーター」なんかもらった日には捨てるに捨てられない。(母が編んだものと、いただきものと持っている)
いや、手編みは暖かい。一生懸命編んでくれた気持ちもありがたい。でも、会社で仕事をするときにもこもこのセーターは着れないし、それにデザインだって・・・・。ああ、ほんとうに困ったな。
私がもし男の子で、オンナの子に手編みのセーターなんかプレゼントされた日には「セーターくらい自分で好きなのを選んで着たい」って思うかもしれない。
ああ、あれもこれも、思いっきり捨ててしまえればいいのにっ!
20年間に3度くらいしか着たことのない和装用冬物コートとか、思いっきり履き心地の悪いヴェルサーチのパーティー用サンダルとか、1度も着たことがないゴルチエのロングドレス(信じられないことに裾を引き摺っている)とか、捨ててしまったら2度と買えない(買わない?)であろうと思うものもたくさんある。まさに人生の垢のようではないか!
ところで、先日の「さんまのからくりテレビ」の「ファニエスト・イングリッシュ」のコーナーで、「彼女と同棲していた男の子が家具やテレビなどをローンでBuyしたのに、彼女もByeで、ローンだけ残った」(ナイスなボケぶりだったね)と怒っていた。
ローンが残るのはもってのほかだけれど、好きだった人との想い出が残っているモノも困る。
ただでさえモノが捨てられない私のようなタイプは、想い出グッズは「捨てたい」と思っても、捨てる勇気がなかったりする。
電車のチケットや映画の半券なんていうものも、ばらばらとだらしなく机の引き出しに入っていたりする。
ああ、やっぱりミナティを呼んだほうがいいかな
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