ラスベガスの歩き方

 ラスベアスはもともとは砂漠だったので、夏は猛暑、冬は極寒、のはずだと思うのだが、1月というのに日中の気温は60度近くあり(といっても華氏なので、摂氏にすれば20度くらい?)過ごしやすいので驚いた。最近はアメリカ中が異常気象で、おかげさまで私は行く先々で平穏で暖かい日々を過ごすことができる。

 さて、ラスベガスといえば、ギャンブル、カジノが有名だが、忘れてはならないエンターテインメントという楽しみもある。
 人気のショーは数ヶ月前にチケットが完売となってしまうが、ホテルにチェックインすると同時に、そうしたエンターテイメントをチェックすると、案外キャンセルがあったりもする。
 ホテルにはたいていボックスオフィスがあり、ここではショーだけではなく、オプショナル・ツアーなどの予約もできる。

 今回は、NewYork,NewYorkというホテルでやっている「Load of the dance」と、MonteCarloでの「ランス・バートン」、アトラクションとしてLuxorのiMAXシアター「Fantasia2000」を観ることができた。

「Load of the dance」はトラッドな感じのアイリッシュ音楽に乗せて、男女の団体がタップダンスのような、スクエアダンスのような、どちらかというと下半身中心のダンスを踊りまくるという、それだけのものなのだけれど、発祥のイギリスでは数ヶ月先までチケットが入手できないほどの人気なのだという。
 見所としては、ちょこちょこと前後にめまぐるしく動く足さばきだが、女性よりも男性のほうが迫力があってかっこいい。
 隣席のイギリスから来たという男性と開演まで少し話をしたのだが、彼はイギリスでもう2回も観たのだそうだ。
 ミュージカルやダンスなどは、とにかくナマが一番で、飛び散る汗が見えるくらいのところで観るもよし、少し離れて俯瞰するもよし。臨場感がなによりたいせつだ。

 しかし、その臨場感を擬似的に表現しようとしているのがiMAXシアターで、これも実は日本にもあるのだが、日本ではなかなか時間がとれず、また、なんとなくおっくうでもあるので、私にとっては海外のほうが都合がいい。
 6つのスピーカーと巨大な画面、デジタル録画による迫力は「映画なんて時間のムダ」という考えを払拭するだけのものがある。
 ディズニーの「Fantasia2000」は1月から始まった新しいプログラムで、クラシック音楽に合わせて、ディズニーのアニメーションが楽しめる。のだが、例によってなにかと「説教くさい」感じが否めないのが残念。
 音楽もシカゴ・フィルだったか、ポップス系のオーケストラなので、どうもなんとなく底が浅い感じがしてしまった。
 旧作の「Fantasia」を知らないので、この作品がリメイクなのか、新作なのかわからないのだが、日本人としては手塚治虫作品でやってもらいたかったなあ、と思った。
 手塚先生はディズニー作品の影響を受けたということは有名なので、本家はあちらなのだろうが、この「Fantasia2000」を観る限り、手塚の実験作「ある街角の物語」やタイトルを忘れてしまったけれどとにかくマイナーな作品、そして「ジャングル大帝レオ」に見られるシーンなどがオーバーラップする。
 うん、iMAXの大画面で「ジャングル大帝レオ」を観るっていうのは悪いアイデアじゃないな。

 順序が逆になってしまったが「ランス・バートン」は知る人ぞ知るマジシャンだ。
 アメリカン・マジシャン協会名誉会員でもある寺沢先生もファンである。
 席はバルコニー(2階席)の2列め(1列めはだれもいないので、実質1列め)だったので、仕掛けが見えるかな、と思っていたら、さすが、おみごと!
 話のおもしろさも、技も、日本講演をやったあの派手なマジシャンーーーーーーーーえーとーーーーーーー名前をど忘れしてしまったけれど、とにかく彼よりもずっとすごい。
 ただ、やっぱりマジックは1階の前のほうで見たほうがいい。

 このほか、イギリスやNYで話題のミュージカル「CHICAGO」や「BlueManShow」(2月から)などもあるし、日本で数年前に上演したシルク・ド・ソレイユの舞台が2つもあって、そうしたショーを楽しむために来てもいいかな、と思うが、ショーはたいてい夜なので、昼間は暇になる(普通はギャンブルをする)。
 やはりショーをはしごするとしたらイギリスのほうが本格的かもしれない。



ドネーションボックス

ドネーションボックスの
説明はこちらです。
 
ご意見・ご感想 淳子通信表紙にもどる A-Girl 表紙にもどる