
昨今合コンがブームで、元A-Girl社員のへでB(別名ひでB)も、某「週刊Pボーイ」誌とグルになって「鬼畜合コン」を行っているらしい。
合コン未体験の私としては、へでBを師匠と仰ぐ思いで、「合コンに誘ってよー」と言ってみた。
A-Girl在職中は清純な少女のようであった彼女も独立後世間の荒波に揉まれ、すっかり一人前のプロ・ライターとなったと同時に、ある意味では私などが手が届かない世界にも到達しているようだった。「うーん、あとで何書かれてもいいっていうなら紹介してもいいですけどぉ・・・」
なんとなく、いまひとつ乗り気ではない返事。
「えーっ、何書かれてもいいよー。そんなことで怯むワタシではないわ! ほら、熟女ってはやっているじゃない? そのセンでどう?」というと
「それ、先週、やっちゃったんですよねー」と腕を組んで、なんだかエラそうなのである。
「そろそろ夏も終わりだし、なにかイベントやらないとぉ」とさらにたたみかけると、
「でもぉ、オススメしませんよー。ほーんとに鬼畜なんですからー」と、なんだかんだ言って後ろ向きだ。それにもめげずに
「それでさぁ、合コンて、何人くらい集まるのぉ?」と聞くと
「うーん、だいたい、3人か4人ずつくらいですねぇ」というから驚いた。
私は、合コンといえば500人くらいが集まるものだと思っていたのだ。
かつての六本木ヴェルファーレのような、あるいはウィーンのデビュッタントのような、そんな世界を想像していたというのに!?
「そんなの、毎週やれるわけないじゃないですか。合コンをなんだと思ってるんですか!」
へでBは(まったく合コンも知らないんだから嫌になっちゃうなあ)と思ったようだ。
「合コンをやるには合コンとはなにかを知らなくちゃいけないんです」
いつにも増してきっぱりとへでBは言うのだった。へでB先生の合コン講座によれば、適正人数は3人から5人ずつ。場所は居酒屋や、ときにはオシャレなレストランというのもあるらしい。(ガセネタによれば、最初からホテルで会う「ヤリコン」というのもあって、それは最初からHが目的の合コンとのこと。ただしこの情報はへでBからではないということを、彼女の名誉のために明記しておく)
男女それぞれに幹事がいて、相手にマッチングするようなメンツを揃えるのが腕の見せどころで、幹事の素質としては「顔が広い」「人脈抱負」でありながら、本人たちは案外もてないのだそうだ。
「有名私立大学の女の子なんかは、結婚相手を探して、医者とか、金持ちとかばっかりの合コンを、命懸けでやってたりするんですよ」とへでB。
「そんなことでケッコン相手が見つかるわけ?」
「だから、見つかるまでイモズル式にやるんですよ。そいつらの合コンは場所からして格が違って、とんでもなく高い料亭だったりするんです」
へでBはこれから「師匠」と呼ぼう。とにかく、合コンについてはなんでも知っていそうだ。
「でも、相手はたった3、4人でしょ? スカだったらどうするわけ?」
「そのときは『ごちそうさま』っていってご飯だけ食べて帰るんです。女の子にとっては合コンはタダメシが食えるチャンス」
ふーむ。
男女雇用均等法だのなんだの言っている時代に、ワリカンではなくてオトコの懐をアテにしている女がそんなにたくさんいるのか・・・
なんだかあたりまえすぎて、ちっともおもしろそうに思えない。
たった数人の(おもしろいかどうかわからない)オトコたちと、人生の貴重な数時間をタダメシ(プラスα)のためだけに賭けるというわけ?
「シャチョーは合コンとか、むいてないですよ」
へでBはまたまた訳知り顔で言うのだった。その後、知人の会社設立パーティーがあった。
「今日の雑学+」の小橋さん、「アクセス向上委員会」の橋本くんが「データセクション」という会社を立ち上げ、パーティーにはネットエイジの西川さん、eグループの大山さん、メールニュースの才色さんなどなど、若手ベンチャー社長が列挙した、なかなか元気のいいパーティーだった。
会が渋谷だったということもあり、私が勝手に2次会担当を名乗り出て、エスニック風の居酒屋に行ったときはなぜか20代、30代の青年ばかりに囲まれて、女王様のようである。
翌日、「ねえねえ、ゆうべ、1対15くらいの合コンしちゃった!」と言ったら、「そういうのは合コンじゃありません!」とすげなく却下された。
考えてみれば、私はふだんからおいしい食事はしょっちゅう食べているし、奢ってもらうというのはあまり好きじゃない。
出逢いということでいえば1年間に5000人ほどの名刺をいただくわけで、会いきれない人たちもいるために月イチのサロンをはじめたくらいなので、数人の合コンというのはいたって効率が悪い。
「だからね、何度も行ってるじゃないですか。合コンやってる人たちは基本的に暇なんですよ」私が知っているベンチャー企業のエグゼクティブの人たちの多くは、個人資産が山のようにあってもあくせく(?)働いていて、だらだら食事をしたり、朝までカラオケをやったりなんていうことはめったにしない。
ディナーをごいっしょしても「このあと仕事だから」とか言ってさっさと帰る人が多い。(引き止めるほどの魅力を持っていないという意見もあるけれど)
先日のパーティーでも「仕事が彼女。仕事がおもしろくてしょうがない」と言っている若手企業家がいたけれど、そうした燃えてるオトコが合コンをやっている時間はないかもしれない(でも、もしかしたらキャバクラとか行っているかもしれないな)、なんてことを思った。といいながらも、合コンという響きは魅力的じゃない?
サイトのなかに「熟女合コン」のコーナーをつくるといったら、熟女のねーさんたちが喜んだ。
希望者が出たら開催してみようかな。
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