
最近私のまわりでは彼女のように籍は入れないけれど一緒に住んでいるというカップルがやけに多い。
「内縁の夫」がいるというKさんは、バツイチで、もう子供もほしくないし、改姓もしたくない。でも一緒に暮らして外見は夫婦同然で10年になるそう。親戚一同も縁者のように認めているけれど籍は入れない方針なのだという。
「同業じゃないと仕事の内容がわからないという点で物足りなく感じることもあるけれど、逆にストレスはないわね。長くつきあうにはまったく違う仕事をしている人っていいものよ」なんて、余裕のアドバイス。
新しい時代のカップルというお手本のような感じ。
子持ちバツイチで「子供の姓を変えたくないから」という理由で籍を入れないIさんやTさん、Hさん。
彼女たちはそれぞれ、パートナーといっしょにビジネスをやっていて、それはそれで支えあっていて微笑ましい。
バツイチ子持ち結婚で、上は中学生、下は幼稚園という年の離れた子供がいるというSさん。
同じく、高校生、中学生、幼稚園、8ヶ月というお子さんがいるHさん。
「下のお子さんができたときに、上のお子さんたちはどうだった?」とHさんに恐る恐る聞いたら、
「かえって性教育ができてよかったわよ。子供たちもおなかさわったりして喜んでた」
勇気ある、というか、自信があるんだろうな。バツイチどうしで一緒に生活しているというNさんの場合は、30代も中盤にさしかかった彼女は子供がほしいのに、同棲中の彼は「絶対にイヤ」といっているという点で悩んでいるという。
「やっぱり女だから、1度くらいは子供を産んでみたいように思うのよね」というNさん。
Nさんのダーリンは別れた2人の子供の養育費をこの先十数年間支払わなくてはならないのだという。女性の立場からしたら数万円の養育費は決して満足な額じゃないけれど、男性からしたらたいへんだ。なんとなく男女みたいな立場にいる私は、どっちの立場もたいへんだなあと思う。
「それでもやっぱり、女としては1度くらいは出産体験してみたいよね」というNさんの気持ちもわからなくはない。私は3年前に父が癌で入院したとき、心労から生理が止まってしまったことがある。
更年期障害か、妊娠かどちらかだとしたら、どう考えても後者である原因が思い当たらず、「どこかで酔った勢いで」とかいうことがなかっただろうかと考えに考えても、悲しいまでに健全な日々を送っていた。
「それでも百万が一妊娠していたら、認知してやるから産め!」と言ってくれた人がいる。
妹のダンナである。
誤解がないように書いておくが、妹のダンナと私がなにかあったのではない。
「もう子供は産みたくないけれど、ヒナコに兄弟がいてもいい」と、妹も妹のダンナも心待ちにすらしているようだった。
幸か不幸か、納骨が済んでなにもかもが無事に終わったとたんに、数ヶ月来なかった生理がはじまり、ドリーム・ベビーも消え去り、またまた笑い話がひとつ増えた。
せっかくの妊娠・出産のチャンスだったのに!(って、もともとそうではなかったわけだけれど)数日前、ふたりの子持ちであるワーキング・マザーである友人からメールが届いた。
それによれば、どうやら独身の私はとってもうらやましい立場であるらしい。
独身だからいつでも新しい彼氏をチョイスできるし、嫌になったら取り替えることだって簡単にできるそうだ。(他人事みたい)
そうか、独身て自由なのか。でも、私にしてみれば「今日は子供をお風呂に入れなくちゃいけないから、早く帰るわ」なんて言う働くお母さんて(たいへんななりに)とてもステキだと思う。
私はもう、子供よりも手がかかる「会社」がいるから、これ以上養育費をかける子供は持つに持てないから、余計うらやましいと思うのかもしれない。
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