
30代後半、子持ちの妖艶なシングルウーマンであり頭脳明晰な経営者であるI女史は、あるとき電車で年下の男性にナンパされたのだという。
「僕はあなたみたいにきれいな女性を見たことがありません! 今度会ってもらえませんか?」
据え膳食わねば女じゃない、なんて思ったかどうか知らないけれど、彼女は後日、彼とデートした。
「それがねえ、もう、とっても退屈だったのよぉ」
なにが退屈だったかといえば、そのおぼっちゃま、「なんでも言われたことをやりますっていうんだけど、言いつけるのなんか、仕事でいやというほどやってるじゃない。なんでプライベートまでディシジョンしなくちゃいけないのよねえ」という。
「えー、いいな、いいな。本当になんでもやるの?」私は思わずわくわくしてしまった。
「じゃあ、エイガアルに行って働いておいで、って命令してよー」
「『そんな働きじゃあI子お姉さまに喜んでいただけないわね』なんてね」
雇用拡大のチャンス?(違うって)
私は昨年あたりから女性エグゼクティブ友達がたくさん増えてきて、先日はひとりの方の所有している豪華なリゾートマンションに熟女6名で合宿をした。
熟女といっても、30代がひとり、40代が3人、50代がふたり。
別のいいかたをすれば、干支がひとまわり違うというのが一組、10才違いが二組。
こうやって文字にするとなんだじか壮絶(笑)。
でも実際は女子高生にも負けないパワーで2泊3日飲み倒した。
一応「お泊りセミナー」としてのテーマは「明日のインターネット戦略で勝ち残るには?」というものだった。はずだが、結論としては、「21世紀はカトリーヌだ」ということになった。
「カトリーヌ」の命名はコビヤマ(熟女)で、その由来はフランス映画「昼顔」である。そう、主役のカトリーヌ・ドヌーブだ。
「貞淑な妻の顔と高級娼婦の2面性。このギャップがいいのよ」と、22才の息子を持つ母親とは思えぬ、大胆な発言。もっとも彼女の場合は現実の行動が伴わないために妄想が突っ走っているのではないかと思われる。
そして、熱川合宿で見事「カトリーヌ」と命名されたA女史(最年長)は、コビヤマとは違って、思ったらまず突っ走ってしまうタイプらしく、合宿の間じゅう、その武勇伝を披露してくれた。
カトリーヌ(A女史)の最近の野望はガングロのコギャルメイクをしてみたいということなのだが、究極の「カトリーヌ」はホステスなんだそうな。
そこで熱川では急遽「クラブ カトリーヌ」実現プロジェクトが発足した。
そのクラブの牢名主、じゃなかった「ナンバーワン」はまちこ姐さんで、彼女はただひたすら飲む役。その他熟女の姐さんたちはみな、飲んで食べているだけ。お客である男性たちがかしずいてサービスしてくれるという、商売間違いなし(?)の店である。
熱川では最年少のJJ体験談によれば、渋谷の某所にあるSMクラブではお客はすべてM男で、「それもいろんな種類がいるんですよ」という。
「たとえばね『絨毯男』っていうのは床に絨毯になって踏まれる役(?)で、あと『足揉み男』なんていうのもいましたよ。あ、トイレ掃除なんかもちろんM男の仕事ですよ。店のママは何もしなくていいから楽ちん」なのだそうだ。 事例があるのだから間違いない(笑)。
「クラブ カトリーヌはやっぱり銀座あたりかしら」
「そんなのは親父っぽいわ。やっぱり松涛あたりの隠れ家的なところがいいわね」
「じゃあ、コスプレ系と癒し系で分けましょうよ」
などと計画は着々と・・・・ 進んだりしたら、ちょっと恐いかも(笑)。
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