私のIT革命

私の前にはいま、完全カスタムメイドのデスクトップPCと、モバイルギアMC/R430と、Sigmarionと、PanasonicのLet's Note、そしてSONYのVAIO PCG−723が並んでいる。
ちなみにVAIOはご臨終に近く、いつ逝ってもいい覚悟をするようにと言われている。
新品のはずのPCはビデオボードの不具合のせいか(現在理由はさだかではない)画面がちらつき、久々に購入したキーボードはストロークが深すぎてなかなか慣れない。
ちなみに、PanaのLet's Noteで作った原稿ファイルはClick!という記憶メディアに保管しているが、WinMe搭載の新PCではClick!が対応していない。(Me用ドライバをダウンロードしなくてはいけないらしい)

通常原稿を書くときに重宝していたモバギだが、MC/R430はモデム内蔵ではないので原稿を送信することができないため、メモリカードにファイルして、そのメモリカードをPC側で読み取っていたのだが、このメモリカードを読み取るためにはActiveSyncというソフトをインストールしなくてはならず、ActiveSyncを設定するにはモバギを接続しなくてはいけないのだが、モバギと新PCをつなぐケーブルがない。というか、穴の大きさが圧倒的に違う! 当然、USBの同期ケーブルも差し込む場所がないので使えない。

一方、Sigmarionは原稿をほどほど書いても約7000ファイル保存できるという話だし、すぐにメール送信できるのがなによりのメリットなのだが、メールではめんどうというときはPCにUSBで接続してファイルを同期させる。原稿をたくさん書き溜めていたときなどはこれがとても便利。
なのに、新PCはUSBの差し込みがないから、原稿はSigmarionのなかに溜まり続けている。

Sigmarionはといえば、外出先で原稿を書くにはこのうえなく便利なCEマシンである。
CEはもう前世紀の遺物化してSigmarionは一種の在庫処分だという意見もあるが、私にとっては800gでそこそこ原稿が書けるキーボードつきというのはベスト・オブ・ベストといってもいいくらい気にいっている。
にもかかわらず、メール送受信時のP-inの感度がいまいちだし、それよりもなによりも、MPメールのアドレス帳の使い方がよくわからないために、送受信と返信はできるものの、アドレスを調べなくてはわからない人への転送メールなどはとても不便であったりする。
どうやらSigmarion用のOutLookを使わなくてはアドレス管理ができないらしいのだが、OLを毛嫌いしている私はまだそのあたりについてはお勉強不足であり、またまたつまらないことのためにメニュアルと首っ引きにならなくちゃあいけないのか、と思ってもう数週間たつ。

新PCのNetScape4.7は通常のビジネスメールの設定はできたものの、アカウントの切り替え設定をどうやるのかいまだにわからない。VAIOで使っていた60.は自分でできたのだから、もしかしたら4.7の機能が違うのかもしれないが、比較しようとしてもどこがどう違うかわからない。
Let'sNoteで使っていたBeckyにしようかと思ってダウンロードしたのだが、これまたBecky、きちんと設定をしても何度もパスワードを聞いてきたり、アカウント切り替えの設定ができなかったり(なんで?)で、昔できていたことが今全部できなくなってしまった。

結局のところ、現在のメインマシンはLet'sNoteだ。
このマシンは、Escapeと全角半角の切り替えキーがすぐそばにあるため、文字を切り替えようとしてファイルを閉じてしまうことがままあって、しごく使いにくい。
そのうえ理由はわからないけれど、WEBメールや掲示板などの書き込みをして、文字の選択をしようとEnterキーを押すといきなり終了してしまう。
「それはね」とかいう理由があるのかもしれないが、そんなことを教えてもらって買うわけではないから、結局はわけがわからないのである。

そういえば、新PCで原稿を書いていたら、キーボードの数字がいきなり入力できなくなった。
ちょうど見積もりを書かなくてはいけなかったから、とても不便で、いったいなにがおきたのがまったくわからず、組み立ててくれた人に連絡も取れなかったため、あきらめてローマ字キーの上についている数字を使って打った。
あとで聞いたら、電卓みたいになっている「7」の上にある「NumLock」というのを触ると数字が使えなくなるのだ(逆?)という。
「PgUpとかPgDnとかはわかるでしょ?」と言われて「なに? それ?」と聞いたら、長いページをスクロールさせるときのものだという。
そんなこと、パソコンを使って10年以上たつが考えたこともなかったし、教えてくれる人もいなかった。

私は昔捨てた洗濯機のことを思い出した。
当時飼っていたウサギをベランダで野放しにしていたらコードを齧ってしまったため、やむなく買い換えたのだが、いざ捨てるというときにへんな穴を発見したのだった。
なんだろうと思ってよくよく見たら、そこは「ソフト柔軟剤」を入れるところで、なおかつその洗濯機は「溶けにくい粉石鹸を入れるところ」までついていた。
そんなこととはつゆ知らず何年も使いたおして、ついに1度たりとも使わない機能もあったというのに新品と交換したのだった。

さて、パソコンだ。
いまは新PCで書いている。
キーボードが合わないから肩が凝る。近日キーボードは買いなおそう。ビデオボードも取り替えてもらえるというから、ちらちらもそれまでのがまんだ。
PCカードはそのうちドライバをダウンロードして、モバギやSigmarionのためにはUSBのコネクタを買ってくればいいはずだ。たぶん。
どうしても昔のデータが必要であれば、ご臨終寸前のVAIOに助けを乞おう。

ところで。
こんなたいへんな作業をしている私には、PCに強い友人たちがたくさんいる。
逆をいえば、PCに強い友人がたくさんいる私にして、このありさまであるということだ。
森総理はキーボードを打つことができないらしいが、いったいどうやって国民ひとりひとりがインターネットするというのだろうか。

「僕たちはなまじ機械に詳しいばかりに、一般の人がどこがわからないかということがわからないんですよ」と、ある研究者の人が笑いながら言った。
「だから、あなたみたいな一般の人の感覚はとってもたいせつなんですよ」

私はたぶん、永久に「One of 一般人」だし、そうありたい。
そして一般人のひとりとして、もっと住みやすいIT社会というものを考えていきたい。
はぁ〜、それにしても、「設定」のない機械ってないの?

 



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