たけしの誰でもピカソ

11月24日(金)放映の「たけしの誰でもピカソ」という番組に、寺沢武一先生がゲスト出演することになった。
収録は11月3日。祝日である。
午後4時に世田谷区にあるスタジオに、寺沢、スタッフのi子嬢、H子嬢とともに同行。
楽屋では当日ゲストである、映画監督のサイ洋一氏、アーティストのマッド・アマノ氏、カメラマンの伊島薫氏、編集者(?)の山田五郎氏と、私たち+山田氏の事務所の女性、計8名が、出番まで(なんの説明もなく)待たされることとなった。
サイ監督は2年前のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でごいっしょ(というほどでもなく面識があったという程度ではあるけれど)だったため、初対面とは違ってなんとなくほっとする。
マッド・アマノ氏もやさしそうなおじさまという感じ。
最初ははずれたところに座って無言だったために「怖そう」と思えた伊島さんも、山田さんとともに話が盛り上がり、「楽屋にテープレコーダーをおいたほうがよかったなあ」なんていう方もいたくらい、楽しい待ち時間だった。

ちなみに、このときの話題は、ひとつは私が持っていったSONYのClie版「コブラ」である。
それぞれがクリエーターとして関心をもってくださったらしく「ちょっと画面が暗いなあ」といいながらも「メモリはどのくらい?」「課金はどうするの?」という質問もいただいて、プロモーション効果抜群である。
そして、インターネットの話から、情報検索の話になり、マッド・アマノ氏が「アメリカと日本では図書館の使われ方が違う。アメリカでは24時間閲覧できるため、寝袋をもって学びに行く学生も多い」というような話を披露。
図書館や博物館の話から「そういえば、このあたりに寄生虫の博物館がありますよね」「ああ、目黒にありますね」「兄弟でやってて、昔はツタがからまったりしてよかったんですけど、きれいになって情緒がなくなりましたね」「あそこはデートスポットなんですよ」などと、なぜか盛り上がった。
「日本は観光地に行くとかならず、オルゴール博物館とかあるけれど、ろくなものがないんだよな」(アマノ氏)というのを受けて私が「そうですよね、観光地にいくとかならず秘宝館もある」というと、一同が「それは話が違うでしょう」と大笑い。
「観光地じゃなくて、温泉地でしょう。特に熱海の秘宝館は世界で一番有名」(山田氏)
そこは世界中のメディアが取材に訪れていて、高齢の方に案外人気が高かったりするのだそうだ。

「下田城っていうのが一番すごいですよね(どうすごいかという説明が続く)」(山田氏)
「えっ?それって城じゃないんですか? なんでそんなになってるんですか?」(アマノ氏)
「それはバブルのころ、たまたまお金をもっちゃったんでしょうねえ」(山田氏)
山田さんの話はとめどなくおもしろいのである。
「僕が以前、お尻の本というのを出したときに、読者ハガキをくださった方に高齢のマニアの方が多くて・・・」(山田氏)
「あ、僕も読書ハガキ、出そうと思いました(笑)」(寺沢)
「先生、尻フェチですからね」(私)
「フェチって言わないでほしいな(私)」(寺沢)
「そうですよ。フェチっていうのはヘンなものが好きな人のことを言うのであって・・・。おっぱいが好きというのもフェチではなく、健全な性欲なんですよ」(山田)

「高齢の方は世代的に、そうした性のことを勉強するというのが流行った時代があったんですね。だから素人でもいろいろ収集していたり、研究している人が多いんです。読書ハガキのなかにもおもしろいものがあって、僕は連絡したいなーと思いながらも思いとどまったものが多くて(笑)」(山田)
たとえば、便器を海外に販売している仕事をしていた方が、「便器の形から諸外国の女性のお尻の形を研究した」という人がいて、「会いたいと思ったけど、話を聞いてしまったら引き返せなくなりそうで(笑)」と思ったのだそうだ。
山田さんはかつて「タモリ倶楽部」で女性をお尻を鑑定していた。
「何人くらい鑑定したんですか?」(私)
「みんなはよっぽど見てたように思われるみたいなんですけど、実際には100人もいないですよ」(山田)
「あれは仕込みですか?」(私)
「ええ、みんな仕込み。それも左翼みたいな、活動家くずれみたいな奴が手配してくるんで、それがまたいいんですよ(笑い)」(山田)
「あのー、あんまり美形ばかりというわけじゃなかったですよね」(私)
「そうそう。なんせ活動家が選ぶから、演劇好きっぽいとか、どこかこう、それっぽい女性ばっかりで(笑)」(山田)V
ちなみに、「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」でおなじみのイラストレーター安齋肇さんは、エイガアルではかれこれ5年以上、ただならぬ仲のおつきあいがあり、世間て狭いなあと思ったりした。
そして、お尻の話から便器の話になり、トイレの話となり・・・
「そういえば、僕が昔行ったところっていうのは、足をおくところの下に水が流れる仕組みになっているんですけど、その水っていうのがずっと上方から続いて流れるんですよ(笑) あれはまいった。油断してると、むこうの人のものが流れてくるんですよ」(寺沢)
「あー、それはいやだなあ」「中国じゃないですか?」「聞いたことありますよー」(一同)
「うーん、それって、回転寿司状態ですね。スカトロの人向け」(私)
「・・・・・」(一同一瞬静まり返り)
「わはは、いいなあ、それ。中トロ、大トロ、スカトロ(笑)」(マッド・アマノ氏)
一同大爆笑。
「楽屋の会話、テープにとっておけばよかったなあ。でも、一番おもしろい話がスカトロ回転寿司・・・(爆笑)」(山田氏)
といった感じでシモネタに堕ちつつもうちとけたひとときを過ごした。
(もちろんゲストの先生方はこの日審査すべき映像を観た感想などもまじめに語ってはいた)

いよいよ番組録り。
スタジオ前にクマさん(篠原勝之さん http://www.kuma-3.com)がいたので、サイ監督に紹介してもらう。
たけしはくたびれているっぽく、私が「寺沢武一のマネージメントとプロデュースを担当しているエイガアルの伊藤淳子ともうします。今日は寺沢、よろしくお願いします」と挨拶すると、丁寧に椅子から立ち上がって「あ、どうも」と頭を下げてくれた。ほんとうに丁寧。
渡辺満里奈ちゃんは15年くらい前にロケで仕事をしたことがあるのだけれど、そのころとはまーったく違って小顔になって、オトナ顔の美人になっていたからびっくりした。(当時は「顔が大きいタレント」とかいって、本人も気にしていたのだ。覚えているかどうかわからないけど)
女性って、お年頃になると変わるんだなあと、ホレボレと、お母さんのような気持ちで見てしまった。

さて、スタジオ。
機械ファンの私はなんといってもTVカメラにドキドキものだった。
あれはすごい!
クレーンのようなものの先にちょこんとカメラとカメラマンが一体化しているところは、「装備マニア」の私のハートを揺さぶるものがあった。(あー、またあのカメラワークを見たい〜)
スタジオマンはトレーナー派と、フードつき海外大学ものトレーナー派、シャツをズボンの外に出してる派、の3タイプいて、海外大学派にMITのを着てる人がいたので、またまた親近感をもってしまった。(単純な私)
視聴者が50名くらいいて、途中みんな大声で笑うのアリという気楽な内容だったので、見学もとても楽しかった。
ところで、肝心の内容は、素人さんの映像大賞を決めるというもので、みなさん「玄人はだし」の出来映えでした。機材の発達によって、感性と根性があれば作品が(昔よりは簡単に)できる。そう考えると技術の発達ってすごいことだと思う。



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