
渋谷といえばもはや日本の若者文化の中心地となり、渋谷センター街は原宿竹下通りよりも有名になったといってもいい。
最近ではヤマンバもめっきり姿を消し、ルーズソックスも見かけなくなったが、それでも夜昼となく、若い輩がたむろっている。
おかげで治安もかなり悪化しているけれど、それでもまだ、そこそこに気品を保っていられるのは、周辺に松濤や代官山という高級住宅地を控えているからだろう。
渋谷に在の人たちは(私もそうなのだけれど)駅周辺の雑踏や、センター街のだらしない若者たちに目をひそめているものの、生活しやすさはどんどん向上している。
ここで、おハイソな生活がいかに向上しているかということは私の範疇ではないので、ミドルクラス以下の生活について紹介したいと思うのだけれど、ちょうどいまいる喫茶店の隣席で、20代の青年が「俺、渋谷に暮らしてるけど、1ヶ月の生活費12万円でやってるぜ」と威張っているところだ。
ちなみに、うちの会社のすぐそばのマンションは、1DKで家賃75000円。
6畳一間とはいえ、昔のつくりなので納戸もあったりして、おまけにお風呂は追いだきもできるとあって、かなりリーズナブルであると、最近わかった。
交通費などを考えれば、遠くでラッシュにもまれるよりはいいと思う。
そして、渋谷はここのところ(一部)物価急落なのだ。
駅前にはTSUTAYAがレンタルをやっているし(私はめんどうなので借りたことなし)、109のギャル服などは1000円でおつりがくることさえある。
マルハンパチンコタワーの裏手にはレコファンが中古CDを販売しているし(会員になると新譜でも割引になるらしい)、その隣のビル3階「大戸屋」は600円前後でしっかりごはんが食べられる定食屋さんで、しかも24時間営業!
センター街をずっとはずれのほうまで歩くと、昔からのお好み焼き屋があり、さらに行ったところにはあやしい安売りビデオ店がある。(「踊るマハラジャ」定価16000円を1980円で購入)
コーヒーはスタバやセガフレード・ザネッティ(名前が一生覚えられないけれど、エスプレッソはここが一番おいしいと思う)やドナテロウス(アイスクリームがおいしいけれど、いつも混んでる)なら、喫茶店の半額程度。
おまけに100円ショップ「ダイソー」では日常品から食料まで、ビルひとつ、まるごとなんでもありだし、深夜営業の「ドンキー」(実はそれほど安くはない)もある。
電化製品ならビッグカメラが駅前に2カ所、さくらや、T−zone、ヨドバシカメラと軒を連ね、薬局もマツキヨ、三千里薬局、コクミン、なんとかドラッグ(名称を忘れたけれど、小さいカウンター薬局がある)、美々薬局などなど、なんでこんなにクスリ屋があるんだーと思うほど。
「ブックファースト」「旭屋書店」という総合書店がある一方、ホテル街のなかには中古マンガで一財産儲けているマンガ専門店(大嫌い)があり、渋谷からは少々離れるけれど、中目黒駅前や駒沢あたりには「BOOK*OFF」という中古本屋がある。
つまり、それほど贅沢しなくても、若者なら十分渋谷でエンジョイライフを送ることができるというわけだ。
ところで、私は一応社長でありながら、結構地味な生活をしている。
社員に気を遣っているということもあるのだけれど、もともとあまりゴージャスなものに執着する気持ちがない。
食べ物も、ファッションも、仕事も、無理しない程度のほどほどでいいじゃないと思っているので、渋谷暮らしはとても楽ちんだ。
とはいえ、そろそろギャル服は卒業しなくちゃいけないかなあ。さすがに109では恥ずかしくて試着はできない。(といいつつ、横須賀のデパートで1000円のコートを買った私。休日、シロガネーゼが集まる高級フレンチレストランに着ていく羽目になったけれど、一桁増やしてもシロガネーゼ・ブランドより安い・・・)
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