肉体関係のこと

今年になって、私には「肉体関係のオトコ」がいる。
と言うと「やめてくださいよー」といやがられるのだが(笑)、私の肉体はもはやそのSくんにかかっているといえる。
Sくんとは、かれこれ3ヶ月くらい前から、私のパーソナル・トレーナーをやってもらっている筋トレ・インストラクターで、肉体関係といっても純粋に、ボディシェイプのトレーナーということなのだけれど、他人に言うときはおもしろいので「肉体関係のオトコ」と言っている。

私のトレーニングはたぶん一般的なものだと思うのだけれど、簡単なストレッチをしてから(かなりさぼる)、脚、腕、胸、背中、腹筋と、だいたい1時間のサーキットだ。
1カ所につき、数回から20回を2〜3セット。それでも汗が吹き出したり、ときどき「ぞぞぞ〜っ」と悪寒のような感じがしたり、あるいは頭のなかが真っ白になる「エクスタシー効果」(笑)があったりする。
Sくんによれば、トレーニングは1時間で充分。多くても、週2回から3回くらい。「毎日やるのはやりすぎですよ」という。
だから、運動が嫌いな人(私)や、時間がない人(私)や、エアロビクスのような団体運動が苦手な人(私)にぴったりな運動方法なのだ。

Sくんと一緒にトレーナーをしているSさん(女性)と話す機会があったのだが、彼女は私と同学年だと判明。
「私たちみたいな年になって、運動している人としてない人は違うのよ。しかも筋肉トレーニングって、本当にからだにいいの。肌とかね、ハリが違うのよ。信じて続けて!」
いつも明るくて元気な彼女が、目をキラキラさせて言うと「そうかな」と思う。確かに彼女のお肌は20歳、とはいえないまでも、ハリがあってつやつやしている。

でも、筋肉トレーニングというのは長く続けなくちゃいけないらしい。
「伊藤さんは足が長いし、遠目に見ればプロポーション悪くないけど、外人体型なんですよね」 外人体型・・・なんか嬉しい響きだが、手足が細いけれどおなかがぷっくり出る、ナス型体型を言っているらしい。
「でも、がんばればすっごくいいプロポーションになりますよ」
「がんばるって、どのくらい?」
「いま、ちゃんと週1、2回やってますからね。2年くらいやれば変化が出てくるんじゃないっすか?」
「2年?」
「ボディビルダーなんか10年やってたりするんですよ。そう簡単に体型は変わりませんよ」

あと、ポイントは「食い過ぎないこと」だそう。
甘いものは厳禁。キッチンにも砂糖はおかないこと。味は塩こしょうが基本。
魚はいいけど、肉は食べてもささみ。卵は2個以上食べるときは黄身は捨てる。
おなかがすいたときやおやつは、芋。あるいは果物。
どうしても疲れたときはチョコレートを少しだけ。
牛乳は脱脂肪か低脂肪。チーズはNG。
空腹時はパスタ(なにもかけない)か、ベーグル(脂肪分が少ない)か、ごはん。
月に1度くらいはケーキ解禁日をつくってもいいかな、という程度で、ふだんのお菓子は厳禁。

とまあ、とにかくストイックな、たんぱく質中心食生活を心がけなくちゃいけない。
Sくんの朝食は、ごはん、納豆、味噌汁が基本で、野菜をたくさん食べることと、タマゴ5つのオムレツ(ただし黄身は1個しか入れない)なんかも食べるのだそうだ。
Sさんのアドバイスでは、朝食にトーストを食べるなら、バターは絶対にダメだけど、薄くジャムをつけるくらいならOKだそう。
糖質はすぐエネルギーになるから、朝食にはいいのだそうだ。

私のトレーニング・メニューは、「もはや一般人とは違いますからね」(Sくん談)ということだが、いまのところ目立った肉体改変にはなっていないようだ。
ただ、お酒がほとんど飲めなくなった。
昔、ヨガをやっていたときに、まずお酒が飲めなくなり、次にコーヒー、そして食品添加物がダメになり、最後には「野菜に塩」しか受け入れられなくなったことがあるのだけれど、ほんの少しその傾向が出てるのかもしれない。
コーヒーは相変わらずがぶ飲みしているけれど、飲むとなぜか貧血っぽくなって体調が悪くなることがある。
食べ過ぎると即座に「肉がつく」という感覚があり不快なのだが、ほどほどであれば朝になるとすっきりしていることがある。
からだが「敏感」になっているのだろうか。

7月の大会を前にSくんはどんどん「締まっていく」(Sさんいわく「見ていて〜。すごいわよ〜。腹筋に血管が出ちゃうんだから! そのうち触らせてくれると思うけど〜」)のだそうで、私もSくんに負けじと「締めて」いこうと思っている。

とりあえず、朝から納豆を食べ、脱脂牛乳を飲み、空腹時には芋を食べ・・・
なんとなく「おなら」が心配なんですけど・・・

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