ムーンバス
ン1996-1999.Toshio OKADA all right reserved.
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  『2001年 宇宙の旅』というSF映画は、それまでの未来観・SF観を全て塗り替えてしまった。登場する圧倒的にリアルな宇宙船やその内部は、それまでの全てのSF映画を永遠の時代遅れとしてしまい、公開から30年経った現在でさえ全く古びていない。
 月面のクレーター上を音もなく飛ぶムーンバス。この名シーンから抜け出てきたようなキットが、このオーロラ社「THE MOON BUS」である。僕自身、このキットの存在は、高校生の頃から知っていた。しかしパッケージ写真を初めて見たのは10年ほど前。「生涯、手にすることはないんだろうなぁ」としみじみしたのを覚えている。数年前に、ついに現物を入手した時には、本当に手が震えた。
 中を開けると、真っ白なパーツが整然と並んでいる。まるでLSI内部の如き美しさ。スライド金型導入以前のキットなので、パーツ割りがまるでパズルのようで、現在の作り易い模型になれた人にはちょっと難しいかも知れない。
  完成品の屋根をパカっと取ると、映画のセットを、まんま再現したコクピット。左座席の機長が右手で操縦している、操縦レバーまでそっくり。乗組員もちゃんとハムサンドを運んでいる。ムーンバスと言えば、ここしかない!という代表的なシーンをキチンと押さえてる良質の模型だ。




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