Conquest of the MOON』viking press/1951
ン1996-1999.Toshio OKADA all right reserved.
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 米国アポロ計画の立役者ウェルナー・フォン・ブラウン博士が大衆啓蒙のために、そして遅々として進まないアメリカの宇宙計画を納税者にプレゼンするために著した歴史的書籍。
 このイラストは宇宙アートの第一人者チェスリー・ボーンステル画伯の描く「宇宙ステーションとフェリー・ロケット、そしてムーンシップ」。衛星軌道上に遊弋する宇宙船群、という、とても美しいイメージだ。このイラストのイメージ通り、60年代前半の宇宙計画では「フェリーロケットで軌道へ→宇宙ステーションで乗り換え→宇宙空間専用船で月へ往復→長大な翼を持つフェリー・ロケットで宇宙港へ着陸」というプロセスで進行する予定だった。
 しかし実際の宇宙開発はJ・F・ケネディが「60年代に月へいく」という無茶な公約をしたため激しく歪められる。議会の圧力によりNASAは宇宙ステーションを建造する時間&予算をすべて「とにかく月まで行って、手ぶらでもいいから還ってくる」という『段階的投棄プラン』に振り向けた。この結果、アポロ計画後の我々には宇宙ステーションすら残されなかった。

 これも「失われた未来」なのだ。




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