フロンFAQ 中級編

1.恋愛する方がめんどくさいんですけど

2.実際、人はそんなに恋愛を求めているのでしょうか?

3.一人で育てると決意できるほどの収入がない人は、子供を生んではいけないのでしょうか?

4.もう結婚して子供がいます。今から離婚しても、具体的に一人で子供を育てる手段がありません。独身時代から貯金をしておけば良かったのでしょうが…

5.夫が好きなのでリストラしたくありません。

6.妻が好きなのでリストラされたくありません。

7.子供が好きなので、リストラしたくありません。(妻、夫双方)

8.子供が父親を/母親を好きなので、リストラしたくありません。

9.結婚すらめんどくさいのに、恋愛なんてもっとめんどくさくてやってられません。

10.育児において、女性の負担が多すぎます。男ばかりがいい目を見ているような気がするのですが。

 
1.恋愛する方がめんどくさいんですけど
2.実際、人はそんなに恋愛を求めているのでしょうか?

 以前は、恋愛しないと結婚できず、子供も育てられませんでした。
 一人前の社会人なら、何が何でも恋愛→結婚→育児と強制されたものです。
 が、現在はこの強制、以前よりは力を減じているようです。
 恋愛する必要はありません。しなくても、何も困りません。
 恋愛と結婚、育児は別々に考えてOKです。
 子供を育てたいだけなら、身よりのない子供の里親になってもいいし、子持ちバツイチの異性と結婚するのも方法です。血のつながりにこだわるなら、精子バンクや代理母の利用を検討してもかまいません。これからの子育ては、もっと広い視野で考えるべきでしょう。

3.一人で育てると決意できるほどの収入がない人は、子供を生んではいけないのでしょうか?

 この質問では、子供をどう育てたいか、わかりません。
 「外国に行きたいのですが、お金がたくさん無いと行けませんか?」と聞かれているようなものです。答えようがありません。
 どこの国に、何の為に、どれくらいの期間行きたいのか、はっきり決めたときに初めて、かかるお金もわかります。
 子育ても同様です。
 単に子供を育てるだけなら、実はたいしてお金はかかりません。
 問題はどう育てるかです。
 幼稚園をお受験させて、大学までエスカレーターの名門私立に通わせるのか。
 北海道で、大自然と闘いながら育てたいのか。
 自分の母親に子育てはお願いして、お金だけ入れるのか。
 名子役目指してタレント事務所に入れ、一攫千金をめざすのか。
 どれも、あなたの選択しだいです。
 こういう質問をしてしまう人は、子育てのビジョンが足りないと思います。
 同時に、あなたの今の収入も、サポート環境(母親が近くにいて、まだ元気とか)もわかりません。
 もっと具体的に考えてみましょう。

4.もう結婚して子供がいます。今から離婚しても、具体的に一人で子供を育てる手段がありません。独身時代から貯金をしておけば良かったのでしょうが…

 上でも書いたように、子供を育てるだけなら、たいしてお金はかかりません。
 手段がないというのは、現在の環境を変えずに子育てしようとすれば難しいということだと思います。これをまず、疑ってみて下さい。
 親の教育義務は、中学校までです。
 また小学校になれば、かなりの家事を手伝えるようになります。そうすれば、あなたが働ける時間は増えていきます。
 今までの思いこみを外して、具体的に考えることが大切です。
 もう一つ、夫をリストラしようと提案しただけで、離婚しろとは言っていません。
 夫からの収入を減らさないで、夫をリストラする方法も何種類も考えられるはずです。リストラも100%リストラでなくてもいいのです。土日は家にいるでもいいし、時短でもいいのです。その家庭にあったリストラが大切です。

5.夫が好きなのでリストラしたくありません。
6.妻が好きなのでリストラされたくありません。
7.子供が好きなので、リストラしたくありません。(妻、夫双方)

 まず「愛情」=「一緒に暮らす」という公式をはずして下さい。
 さきほども書いたように、リストラと離婚は全然違います。姑との別居と、絶縁や勘当がまったく違うのと同じです。
 例えば、同じ姑との別居でも、「二世帯住宅だけど没干渉」「スープの冷めない距離での別居」「若夫婦が都会で所帯と持つ」、といった様々なかたちがありうるように、夫婦にも色々な距離があっていいと思います。
 我が家では、私が週に3日、家に帰ります。
 これが、自分にとって一番楽しく、家族と過ごせる頻度だからです。
 これ以上多いと、仕事に支障をきたします。仕事を優先すれば、家族が寝静まってから帰って、家族が家を出てから起きる、という無意味なことになってしまいます。
 また、仕事がないときも、家族との付き合いに疲れてつい一人になりたくなってしまいます。気がつくと、イライラして子供に小言を言っているか、自分の部屋に閉じこもって本を読んでいるか、ということになってしまいました。
 リストラされた今は、家族といるときは、めいっぱい家事を手伝い、子供と話したり遊んだりしています。

 つまり、「家族といる」というのを、物理的な問題ではなく、関係性の問題として考えてください。コミュニケーションの問題として捉えるのです。そうすれば、「一緒に暮らさなければならない」という物理的な枷は外せるでしょう。
 このような、「家族といたい時間数」は、人によって様々です。
 だから、その人、その人によって、その家庭、その家庭によって、リストラ・レベルは違って当然だと思います。
 大切なのは「どんな過ごし方であろうと、とにかく物理的に一緒にいることが愛情の証」という思いこみを捨てること、そして自分が本当に大切にしたい「家族との時間」「家族との心の結びつき」を量ではなく、質で考えることです。
 子供のいる方は、ぜひ、考えてみて下さい。
 あなたが、配偶者や子供と一緒にいて、一番心が通じ合っていると思えるのはどんな時ですか?
 同じ屋根の下にいても、互いに勝手なことをしている時間はどれくらいですか?
 冷静に考えれば、一緒にいなくてもいい時間が、予想以上に多いはずです。それを減らすことで、心が通じ合っている時間を増やしたり、自分自身の時間を大切にできれば、その方がずっと幸せへの近道だと思いませんか?

8.子供が父親を/母親を好きなので、リストラしたくありません。

 私の娘は、私がリストラされたことを知りません。
 お父さんは、仕事で週に三日しか帰れないと思っています。
 この認識は、別に間違いというわけでもありません。
 帰る日は、娘と今までよりずっと、話したり遊んだりしています。
 娘はもう、小学校六年生。六年生と言えば、父親はもちろん、母親とすら話さなくなる子供も多いようです、それに比べれば大の仲良し家族と言えます。
 父親が毎日家に帰ってきても、子供が自分の部屋でテレビを見たり、ゲームをしたりしているのなら、仕方がありません。
 また、いくら子供が喜ぶからと、自分が楽しくない分まで、子供と遊ぶのも良くありません。第一、そんな不自然な関係は、長続きしません。結局、イライラして子供への小言が多くなったり、疲れてるからとTVをぼんやり見てしまったりします。
 それでは、子供も親といても楽しくないでしょう。
 楽しく子供とかかわるためには、工夫が必要です。
 その手段が、リストラなのです。
 別に、100%のリストラでなくていいのです。
 パパにしっかりお休みをあげるかわりに、一緒にいる時はしっかりパパしてもらう。こういう考え方をしてみて下さい。

9.結婚すらめんどくさいのに、恋愛なんてもっとめんどくさくてやってられません。

フロンの中で、「生涯恋愛社会」が到来すると書きました。
 今までは、結婚したらもう、別の人と恋愛してはいけませんでした。そういうタブーが崩れていくという意味もあります。
しかし最大の変化は、「恋愛しても結婚しなくてかまわない」ということだと思います。このような恋愛を紫門ふみ氏はかつて「結論のない恋愛」と呼びました。結論、すなわち恋愛の意味を「結婚」と捉えるような功利的な恋愛観は、やはり「恋愛貧乏」だった時代特有の産物と思わざるを得ません。
 「恋愛に結論はいらない」「結婚しても、子供ができても、年をとっても、恋愛できる社会がやってくる」のです。
 さて、ここからが質問に対する答えになります。
 もちろん、恋愛しなければいけないわけではありません。
 生涯恋愛社会だからこそ、生涯一度も恋愛しない人生も、まったくOKなのです。そういう方も、増えてくると思います。
 今までと違い、恋愛をする必要は一つもなくなりました。恋愛する人がえらいわけでも、しない人がえらいわけでもない。スポーツやホビーと同様、恋愛をする、しないは、完全に本人の好みの問題になったのです。
 恋愛無しで結婚するのも、恋愛も結婚もなしで子供を育てるのも、個人の自由。このあたりは、10月頃に出版予定の新刊「30独身女 どうよ?」に詳しく書きますので、お楽しみに。

10.育児において、女性の負担が多すぎます。男ばかりがいい目を見ているような気がするのですが。

 まず、子育てにおけるリーダーは、男性でもいいということを、強調しておきます。私の知り合いにも、子育てのリーダーを立派につとめている男性が数名います。今では、そう珍しい話しでもありません。
 それでも女性の方が圧倒的に多いのは確かですが・・・

 この質問を「子育てのリーダーになるには、負担が多すぎます。配偶者ばかりいい目をしているような気がするのですが・・・」と変更してみましょう。
 リーダーには責任と権限があります。が、時間的負担や経済的負担が、リーダーに集中するかどうかは、リーダーが立案する子育ての方針によります。
 自分一人に負担が集中してイヤなら、分散するように工夫すればいいのです。その手段が思いつかないという場合は、やはり「子育て」のビジョンを画一的に捉えすぎていると思います。
 何度もいいましたが、単に子供を一人育てるだけなら、そんなにお金はかかりません。案外、手間もかかりません。今時、子供を餓死させる方が難しいのです。
 問題は、自分が納得する子育ての目標が高すぎることです。
 大変なら、目標を下げればいいのです。
 下げられない? 違います。それはリーダーのあなたが「下げない」と決めただけです。
 下げないという決定を守るには「下げないためには、どうするのか」という具体的なビジョンが必要です。そのビジョンを「自分ががむしゃらにがんばる」という、安易な方法にしてしまったのなら、あなたに負担が集中するのは当然です。損しているのは、自分のせいなのです。

 理屈はわかるけど、目の前で亭主にだらだらされたら、腹が立って仕方がない? それは人間ですから、当然ですよね。
 その為にも、リストラするのです。
 いつも、いつも帰って来いとは言わない、そのかわり、せめて帰ってきた時は、だらだらせずにしっかり手伝え!疲れて手伝えない日は、帰ってくるな!
 これが、リストラの基本です。

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