『東大オタキングゼミ』1998年4月15日版 ン1997.Toshio Okada
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はじめに


 この本は1994年の10月〜翌3月まで、東京大学駒場校で開かれた「マルチメディア概論」の講義録です。実際の講義は、僕とアシスタントの女の子(代々木アニメの声優科から公募)のかけ合いで行われました。

 僕にとって、生まれて初めての教壇、それも東京大学ということで、最初は緊張しまくりました。しかし「アシスタントの女の子に台本を渡して、自分はそれに補足する」という講義スタイルは学生に大変ウケがよく、楽しく講義を進めることができました。(その分、準備はメチャクチャ大変でしたが)

 この講義の最中に『ぼくたちの洗脳社会』(朝日新聞社刊)のコンセプトが一瞬にして頭の中に浮かんできて、そのおかげでモノカキを職業にすることになったわけですから、いや世の中わからないもんですね。

 あ、それとイイワケがあります。デジタル業界は「3カ月が1年」と言われています。そのため、さすがに今となってはデータ的に古い事例も多く、特に「ゲーム」「マルチメディア」はいっそのこと全面的に書き直そうかとも思いました。しかしそんな表面的データより、そこに加えられている考察に価値があると考え、あえてそのままにしています。なんせプレイステーション以前の時代なんですよね。そこんとこ、よろしく。

 最後にちょっと私信を。おーい、講義を受けてくれたみんな、やっと本がでたぞぉ!

 


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