『オタク学入門』1996年5月25日版 ン1996.Toshio Okada
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おわりに


メイキング・オブ・『オタク学入門』

  岡田斗司夫著作全集全10巻(別売・自伝1巻)の2巻目『オタク学入門』、お買いあげ、ありがとうございます。1巻目の「ぼくたちの洗脳社会」(朝日新聞社)共々、ご贔屓にお願いします。
 この本の初期コンセプトは、「オタクの成り方教えます」といったハウツー本でした。タイトルも『オフィシャル・オタク・ハンドブック』というスカしたものになる予定でした。しかし、僕の東大ゼミが「オタク文化論」としてちょっと話題になったので、編集の落合美砂さんの勧めもあって『オタク学入門』に決まりました。ちょっと中身とズレたタイトルになってしまったかも知れませんが、話題性に便乗すれば売れるかも、という誘惑には勝てません。やっぱ、売れて欲しいもんなぁ。
 というわけで、タイトルに関する文句は太田出版の落合さんにお願いします。中身に関しての絶賛、感想は、もちろん僕にお寄せ下さい。お値段に関するご意見は直接、太田出版営業部がいいのではないかと思います。
 こう書くと、本一冊と言っても人間一人で作れるわけではないのだなぁ、と実感します。特に僕の場合は、中身に関しても共同作業になっています。この辺りは前著『ぼくたちの洗脳社会』で書いたとおりなんですが、もう一度。
 まず書いたのは、あいかわらずヨメさん・岡田和美です。僕がぺらぺら〜としゃべるのをヨメさんが文章にしてくれました。『洗脳社会』の時は、書きたいことをどんどんカードにして、構成を考えてから話しました。しかし今回はもっと気楽に、「オタクがどんな作品の見方をしているか」を思いつくままに話す、という手法で制作しました。ガンガン話し続けて、ヨメさんが呆れ顔になったらやめる。で、次の話題に移るわけです。
 手書きの字をワープロで清書してくれたのは、小倉由美子さんです。小倉さんから僕へとパソコン通信でデータが送られてきてから、いよいよ長い長い推敲が始まるわけです。UPした原稿を落合さんに電子メールで送ると、彼女が読みやすい順番に組み直してくれました。
 又、内容に関しても、色々な方に協力して頂きました。「パクリを探せ!」はパソコン通信・濃縮おたくランドの方達との話題を元にしました。SF作家の山本弘氏にも、細かく濃いネタをいっぱい頂きました。「少年マンガ国盗物語」は、95年秋の東大ゼミでの、竹熊健太郎氏との対談をもとに書きました。オタク文化論の茶器のくだりは、唐沢俊一さんに教えて頂いたネタです。
 本文中の「見立て」を始めとする日本文化の受け取り方は、西村文彦さんの『ジャパネスクの見方』という本のウケ売りです。興味のある方は、読んでみて下さい。
 文字データが完成したところで、パソコン通信上でたくさんの方にモニタリング・バグ出しを手伝っていただきました。一亭南大、金成由美、唐沢俊一、カンタベリー、佐々木果、佐藤良平、青ひょん、竹熊健太郎、ナナフシ、西村達治、はーらんえりすん、松原弘武、眠田直、柳瀬直裕、山本弘、ロト、IKUP、XSUE(五十音順・敬称略)の皆さん、本当にありがとうございました。
 楽しいイラストを書いてくれた古賀学、大岡寛典、水谷信子、永島武、眠田直、伊藤剛、北久保弘之の皆さん、ご苦労様。(といっても北久保さんのイラストは結局僕が見れないまま入稿しました。〆切守れよな)
 鈴木成一デザイン室の皆さん、かっこいいブックデザインに感謝!写真提供を許諾してくれた各社担当さん、ありがとうございました。許諾してくれなかった各社の皆さん、地獄に堕ちて下さい。
 なによりも太田出版の落合美砂さん、本当にご苦労さまでした。
 ということで、第2巻も無事出版されました。
 それでは又、第3巻でお会いしましょう。
 

1996年4月26日 岡田斗司夫


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