『人生の取り扱い説明書』連載第三十四回〜第三十七回
ン1997-1998.Toshio OKADA
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34回目 どう変わる!? 結婚前、結婚後 女性編1

 人生のトリセツ、新シリーズは「どう変わる!? 結婚前、結婚後」です。
 結婚したらあの人は変わってしまった。よく聞くセリフですね。結婚するといったい具体的に何が変わるのでしょうか?
 まず今回は、女性編。かわいいはずの、優しいはずの彼女が、結婚すると大変身。こんなはずしゃなかったのに、と嘆いても後の祭りです。
 そうならないように、タイプ別にどう変わるかを予習しておくことは、人生においてとても大切でしょう。
 もう結婚されている方は、対処法を中心にお読み下さい。
 王様タイプの彼女は、明るく、愛想もよく、誰にでも親切な気配り上手。こんな可愛い奥さんがいいなぁ、とのんきに考えているあなた。ここで少し頭を冷やしてみましょう。
 王様タイプほど、他人からどう見られているかを敏感にキャッチするタイプはありません。彼女の行動は、すべて「若い独身の女の子は、みんなの前でどう振る舞えばいいか」を考慮してのものです。
 結婚した途端に、彼女は彼女ではなく、奥さんになってしまいます。奥さんになれば奥さんらしく、お母さんになればお母さんらしく、立場が変わるとごく自然にくるくると変化するのが王様タイプです。
 その結果、気がつけば、家にはヌカミソ臭い古女房が、というパターンになりがちです。いいお母さんは、着るものだって自分のものは後回し。いつもダサい格好になってしまいがちです。
 それでこそ、安心して家計をまかせられるという方ならいいですが、ヌカミソ臭い奥さんががまんならない方は、せいぜい奥さんを家の外へ連れ出すことをお薦めします。それも、ちょっと気の張る高級店へ連れて行ったり、上司のお宅へお邪魔する、といった機会をどんどん作ってあげること。
 そうして、「奥さんが若いと言われた」とか「お前がきれいだから、つれて歩ける」とか、ウソでもいいからほめてあげることです。
 そうすれば、少なくとも外出するときは「おしゃれな奥さん」を演じてくれます。
 軍人タイプの彼女は、しっかりしていてつきあい上手。しかも自分には従順で、色々尽くしてくれます。こんな優しい奥さんがいいなぁとのんきに考えているあなた。ここで少し頭を冷やしましょう。
 軍人タイプの彼女ほど、だんなを尻にしかずには気が済まない奥さんはいません。彼女の方があなたにほれているという恋愛状態の時は、明らかに彼女とって自分はあなたより目下。あなたに従順なのもその為です。
 ところが結婚して立場が安定すると、あなたと彼女は対等になります。たとえあなたが働いてお金を稼いでいても、私だって家事もしてるし子供も育ててる。あなたばっかり遊んでいるのはずるい。飲みに行くのはずるい、ということで、不満たらたらになります。
 こういう時、自然に、じゃあ僕が子供を見ているから気晴らししておいで、と言ってあげれる方ならいいのですが、そうでないあなた。軍人タイプの奥さんには言葉でのごまかしはききません。
 そんな時は、お金を惜しまず、彼女が喜びそうなブランド品をプレゼントしたり、海外旅行につれていったり、思いきり「ぜいたく」を味合わせてあげましょう。彼女のきげんはたちどころに良くなります。
 次回は、学者タイプと職人タイプです。もちろん、彼女たちもみんな、豹変しますよ。

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35回目 どう変わる!? 結婚前、結婚後 女性編2

 かわいいと思っていた彼女が、優しいと思っていた彼女が、結婚すると大変身。こんなはずしゃなかったのに、と嘆いても後の祭りです。
 結婚すればいつもデートの時のようにいられないのは仕方ないとしても、あなたにとって気にならない変化と、がまんできない変化があるでしょう。それはないんじゃないの?な変化ばかりでは耐えられないですね。そうならないように、タイプ別にどうかわるかを予習しておくことは、人生においてとても大切です。もう結婚されている方には対処法を。
 学者タイプの彼女は、さっぱりしていて理性的。自己主張は強いけれど、感情が安定していて、女性特有のめんどうくさい部分がなく、つきあいやすい相手です。
 こんな落ち着いた奥さんがいいなぁと、のんきに考えているあなた。少し頭を冷やして考えましょう。
 学者タイプは、一旦機嫌を損ねると、普段怒らない分、とりつく島がないほど怒ります。しかも、プレゼントでも言葉でも機嫌はなおりません。とりあえずは、放っておいて時間が解決してくれるのを待つしかないのです。学者タイプの奥さんとした約束は、できるだけ破らないようにするのが正しい対処法でしょう。破ってしまった場合は、破らざるを得なかった理由を説明し、素直に謝れば許してくれます。「そんなことやってられるかぁ」という方は、奥さんと極力約束をしないこと。うまく立ち回ることが一番です。
 職人タイプの彼女は、繊細で感性豊か。持ち物や自室もフェミニンなものであふれていたりします。こんな女らしい奥さんがいいなぁと、のんきに考えているあなた。少し現実を見つめましょう。
 職人タイプは、女らしく、一見おとなしそうに見えますが、実はしんの通った頑固者です。亭主が何と言おうと、結局、家事も子育ても、自分の良いと思う方法で通してしまいます。しかも、あなたに対しても、夫としてこうあるべきだ、父親としてこうあるべきだ、といった自分なりの信念を要求してきます。
 「家のことは奥さんにおまかせでいいよ」と考えている方ならかまいませんが、それでも、全部の要求に応じきれるものではありません。おまけに、彼女が大切に考えていることに応じられなかったりしようものなら、一生恨まれたりしてしまいます。
 例えば、仕事でお産に立ち会えなくて一番恨まれるのはこのタイプですね。機嫌を損ねた時の効果的な謝り方は「ガマン」です。反省の意を表すために、何か好きなことを我慢してみせるのが効果的。禁煙したり、好きなゴルフを我慢したり。そうすれば、奥さんも急に許してくれて、優しくなったりします。
 いかがでしょうか?結婚にちょっと自信が無くなった方もいらっしゃるでしょうが「まぁこれくらい覚悟しとけば大丈夫」と気楽に考えて頂ければと思います。また、既に結婚されてる方。「しまった、これを先に読んどけばよかったぁ」と思ってらっしゃる方もいるかもしれません。
 が、どのタイプの奥さんも、それぞれになかなか、手強いのです。過去を悔いるより、今の奥さんと快適にやっていく方法を、この中から見付けるよう考えた方が、現実的だと思いませんか?
 次週は「結婚するとこう変わる」、恐怖の男性編です。

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36回目 どう変わる!? 結婚前、結婚後 男性編1

人生のとりせつ、特別企画「どう変わる!? 結婚前、結婚後」の男性編です。
 かっこいい彼も、優しい彼も、結婚すると大変身。毎日デートのようにエスコートしてくれるわけじゃない。そんなことはわかっていても「ちょっとこれって詐欺じゃない!?」という変わり方をする人がほとんどです。タイプ別の変わり方をチェックして、あなたにとって気にならない変わり方をするタイプと、許せないタイプを見極めましょう。
 まずは、王様タイプの彼。明るくて世話好き。後輩の面倒見もよく、人望も厚いかもしれません。こんな彼が旦那さまなら、きっと明るく楽しい家庭が築けるに違いない。のんきに考えているあなた、ちょっと頭を冷やしましょう。
 王様タイプの愛想の良さは、家での無愛想とワンセット。外で気を使った分、家ではのんびりしたいという欲求がとても強いのです。帰ってきてもぼんやりテレビを見ていて、何をきいても生返事。しかもあまり家でしつこくすると、お酒だ、ゴルフだ、つき合いだと、どんどん家庭から逃避するようになります。これでは楽しい家庭どころではありません。
 そこで一工夫。まず、家にいる時はあきらめて、好きにさせてあげましょう。そのかわり、遊園地だのレストランだの、いろいろ外へ連れ出します。連れ出してさえしまえばこっちのモノ。さすが王様タイプ。けっこう楽しくその場を盛り上げてくれます。
 ついでに王様タイプの男性に助言を。彼女にサービスしすぎると結婚してからも同じペースでのサービスを要求されて大変です。要注意!
 軍人タイプの彼は、しっかりしていて働き者。つき合いも広く、飲み会もカラオケもばんばん仕切るリーダーシップを発揮します。こんな頼れる旦那さまなら、どんなにいいだろうと、のんきに考えているあなた。ちょっと頭を冷やしましょう。
 軍人タイプは、立場の上下や仕事の分担に厳格です。当然、家庭では「稼いでいるオレが偉い。お前はオレに逆らうな。おれが仕事をしてやっているんだから、お前は家を守れ」という考え方になりがち。結果、「誰のおかげでメシが食えるんだ」と威張るわりには、家のことは奥さんにまかせっきり。子供のことをあれこれ相談しても、おまえが考えろと逃げられてしまいます。おまけに、仕事第一主義で、帰宅時間は遅く、土日もつきあいでほとんど出ずっぱり。「亭主、元気で留守がいい」主義ならいいのですが、あなたが寂しんぼうなら、要注意です。
 そこで一工夫。まず、働いてくれてありがたい、という気持ちを、具体的なもので表します。例えば夕食のおかずをだんなさんの分だけ一品ふやすとか、一切れ多くするとか。必ず目に見える差をつけること。そうしてご機嫌をとったあと、子供の話、家庭の話をしてみましょう。その時は、他の子供、他の家庭の情報も忘れずに。だんなさんの心に競争意識をおこさせることがポイントですね。
 軍人タイプの男性に一言。たとえ奥さんが専業主婦でも、家政婦を雇えば月何十万という出費の仕事をしている
のです。心しておきましょう
 次回は、職人タイプと学者タイプの男性について。いま結婚を考えているあなた、来週まで結論は出さないようにね。

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37回目 どう変わる!? 結婚前、結婚後 男性編2

 かっこいい彼も、優しい彼も、結婚すると大変身。「詐欺じゃない!?」と怒っても後の祭り。あなたにとって許せるタイプ、許せないタイプを見極めてから、結婚は考えましょう。
 職人タイプの彼はいつも理想を追い求め、熱い口調で語ってくれます。こんな彼が旦那さまならステキだなぁ、ときどき流される私を叱って、とノンキに考えているあなた。ちょっと頭を冷やしましょう。
 職人タイプのこだわりは、身内になればなるほど、押しつけがましくなります。本人が勝手に努力している分にはステキに見えた理想主義も、結婚した日々の生活に持ち込まれると困りもの。人並みのぜいたくを望んだだけで説教されてしまうこともあります。「女房はこうあるべき」「しつけはこうすべき」などの大説教は日常茶飯事でしょう。「家庭をかえりみない亭主よりずっといいわ」と割り切れる人ならいいですが、「そこまで言うなら自分だやったら!?」と腹が立つ方は要注意!
 家の中のことに、あまり口を挟まれてイライラするなら、彼の気をそらせることを考えましょう。彼の趣味にあなたもつき合ってあげるのです。そこで大切なのは、夫がご機嫌で話し出す「本当の音楽とは」とか「釣りの神髄」なんていう話を、ありがたく聞いてあげること。「そうなの、知らなかった」とかおだてておけば、細かいことにはこだわらなくなります。
 最後は学者タイプの彼。言うべきことははっきり言うのに、人当たりが柔らかでいつも冷静。自分のわがまま一杯の要求もすんなりきいてくれる彼。こんな優しい彼が旦那さまなら、さぞかし穏やかで安定した家庭が築けるだろうなぁ、と考えているのんきなあなた。ここで少し頭を冷やしましょう。
 学者タイプにとって、家族だから特別扱いという発想はありません。家庭のために、自分の自由を手放すなんて考えられないことです。どんなに家事や育児が大変でも、おまえが好きでやっているんだろう、と知らんぷり。結婚前と同様に、趣味にお金や時間を使おうとします。そのかわり、自分で切り回す分には、奥さんが働きに出たり、習い事をすることに関しても、とても寛大です。
 確固とした自分の生き方がある方なら、その方がいいかもしれませんが、そうでない方は要注意!学者タイプの場合、最初が肝心です。例えば結婚話が出た時や、妊娠が判明した時など、節目節目で協定を結んでおくことをお薦めします。「共稼ぎの間は、私がお料理係、あなたはおそうじ係よ」とか「月に一度は旅行に行こうね」とか「子供が3才になるまで飲みに行くのは週に一度にして」とか具体的な要求を出しましょう。そこで折衝の結果「飲みに行くのは週に2回まで」と決まったら、彼はちゃんと守ってくれます。約束なんかなくても自然に助け合うのが本当の夫婦、なんていうものは、彼には一切通じませんので、気をつけましょう。
 いかがですか?結婚にちょっと自信が無くなった方にはごめんなさい。まぁ。これくらい覚悟しとけば、大丈夫です。既に結婚されてる方、これを先に読んどけばよかったぁ、と思ってらっしゃる方もいるかもしれません。が、どのタイプの夫も、一長一短です。過去を悔いるより、今の夫と快適にやっていく方法を、この中から見付けてもらえたらと、願っています。



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