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企画のプレゼンテーションや企業の交渉といった大きな事から、ちょっとした頼み事や合コンのナンパまで、人生の様々な場面で必要なのが人を動かすこと。世の中には、あの人に頼まれるとついつい応じてしまうという頼み上手な人と、つい断りたくなる頼み下手な人がいます。反対に、自分にとって頼みやすい相手と、頼みにくい相手もいます。
自分では、一生懸命気を使って、相手の機嫌をとり、丁寧に頼んでいるつもりなのに、なぜかうまくいかない。こういう場合、あなたの気遣いが空回りしている可能性が大ですね。
なぜ、空回りしてしまうのでしょうか?
それは普通、自分がされて嬉しい気遣いやサービスが、相手にとっても嬉しいものと、ついつい無意識のうちに考えてしまっているからです。
が、ここで「とりせつ式思考法」を導入して考えてみれば、王様タイプの人が喜ぶ気遣いと、学者タイプの人が喜ぶ気遣いが同じはずがないことは、すぐわかります。
例えば僕は王様タイプ。ものを頼まれるときは、FAXや電話より、顔を見て世間話でも交えながら楽しい雰囲気で迫られた方が弱いタチです。つまり接待やご機嫌とりに弱いわけです。
反対にうちの嫁さんは学者タイプ。顔を合わせての保険だの新聞だの子供の教材だののセールスにすごく強いです。聞きたくないときは剣もほろろに追い返します。ちょっとシステムや内容に興味がある場合、いろいろと話をさせて相手に期待させておいてから、平気でにっこり断るという大技も使います。彼女にいわせれば、「徒労に終わる説明も、相手が支払うべき経費」だそうです。僕には一生マネが出来そうもありません。
つまり、相手のタイプによって、攻め方を変えるべきだというのが、基本原則です。
それぞれのタイプでどうすべきかは、次回から詳しく説明しましょう。その前にちょっと注意していただきたいのは、目の前にいる人の心をいくら動かせても、それだけではダメだということです。
異性に交際を申し込む場合でも、みんな自分自身だけで判断する人なんてほとんどいません。誰もが相談する相手、自分の考えを確認する友達が何人もいるものです。
会社にプレゼンする場合などは、担当の人がいくらやる気でも、決定権は上司にある場合が多いのです。それどころか取締役会に諮ってからということも珍しくありません。大きな企画であればあるほど、多人数の人間の心を動かさなければならないのです。僕のまわりでも「担当があんなに乗り気だから、てっきりいけると考えていたのに、結局ダメだった」という話をよく耳にします。これは、本人と担当のタイプが同じだったり、担当のタイプが劣位だったりする場合におこりがちのようです。
こういうことを防ぐ為には、企画立案やプレゼン資料製作段階から、誰もが気に入るような企画を作る事が大切になります。
「そんなこと、わかっているよ!でもそれが難しいんだよ」とお考えならご安心下さい。岡田式で考えると問題は実に簡単になります。各タイプ用に、それぞれ魅力的な部分を作成しておけばいいというだけのことですから。
では、次回からは具体例でご説明しましょう。
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