17日(月)
レタスクラブ編集の結城さんからメールをいただく。
先日編集会議で「男の“俺についてこい”はもはや死語なのか」という話題で盛り上がりました。
そこで20〜30の独身女は口をそろえて「そんな男イヤ!」といってましたが、結婚して数年たった30代後半、あるいはバツ1女性は男にはそれぐらいの気概がないと、結婚生活は続かないという意見が多くて驚きました。
「君の好きにしていいよ」なんていう男は相手への責任感がないから言えるんだという意見もありましたし、結局結婚して「好きにしていいよ。ただし、家のことをちゃんとやった上でね」という男が一番卑怯かも、という結果になりました。
「フロン」の発表以後、徐々にこういう話や仕事が来るのが面白い。今のところ家庭や育児・離婚関係ではどんな仕事・取材も受けているぞ。
18日(火)
朝から現代書林・武藤さんとの打ち合わせ、のはずだったけど武藤さんが遅刻したので、和美の相談に乗る。なんでもガイナックスで冬コミに向けてまたもやテレカを作るらしい。しかもまたエヴァで、えっちな図案だそうである。
「君んとこの会社、アホとちゃうか?」と聞いても返事してくれない。クリエイターに仕事頼むコツは?と訊かれる。そりゃ自分でラフ切ることだ、と無責任に答えたら本気にした様子。もう40才越えた女が綾波のえっちなポーズ考えてどうする?
武藤さんと打ち合わせ。取説に「彼の態度から4タイプを見分ける」方法とか「12タイプそれぞれの相性」など、どんどん普通の占い本へと変化する。ま、中身はいつもの僕の本だからいいか。タイトル案、和美が『恋人の取説』というのを発案。あまりのエゲつなさに全員大笑いして、これに決定。もう一冊は『30独身女は正しい!』にした。『30独身女』という単語だけでネガティブなイメージがあるので、『〜は正しい』と肯定することによってバランスをとろう、という算段。先日から僕らの間で話題になっている「弱者へのまなざし」というヤツへのケアだ。ついでに説明すると、以前婦人公論という雑誌でおすぎ師匠と対談をした。対談自体はおすぎ師匠ヨイショ企画で、それはかまわないんだけど、いろんな場所で「岡田は『強者の理論』だけど、おすぎさんには『弱者への優しい眼差し』がある」などと書かれたわけだ。
「強者の理論」と言われてもピンとこなかった。これの反語は「弱者のタワゴト」か?出、僕の偉いところはこういう批判にもちゃんとお答えして、次回作では改良してしまうところ。「弱者への眼差し」というのは、おそらく「たしかに理屈ではそうかもしれないけど、でもそうできない私の事情や気持ちもわかって〜ん」てなあたりだろう。ようがす、わかってさしあげやしょう。
てなわけで、この日の会議は「いかにして『弱者への優しい眼差し』を作品に混入させるか」のディスカッションとなった。
19日(水)
BS朝日「himico.TV」の収録。米米クラブの石井竜也氏がホストをつとめる番組のゲスト出演。しかし事前にみのうらさんからこんなメールをもらってしまった。
ご存じかもしれないですが、カードキャプターさくらとかやってるあの人たちが、空港でカールスモーキー石井によく似た人を見かけて「ほら、石井さん!」って言ったら(確か大川七瀬だったと思うが)
「あんなジャンキーみたいなヤツ、私のてっぺいちゃん(石井さんのこと)じゃないわ」と切り捨て。
で、その足でコンサートに行ったらMCで「ジャンキーみたいと言われました」と。本物だったみたいです、ってトークをむかーし同人誌で書いてました。
なんとなく思い出したので。石井さんが今もジャンキーみたいでしたら教えてください。
…あー、今でもソレっぽかったよ。
20日(木)
今夜から原稿追い込みに入るので、最後のリフレッシュ。今日が誕生日の和美と東京ディズニーランドのイクスピアリへ行く。いちおうオープンしたばかりのディズニー・シーへモノレールで行ったけど、入口で30分待ちだったのでやめる。
イクスピアリではなんか食べまくった。2階奥のスープ屋でボルシチとポーチドエッグのスープ。暖かくておいしい。ミニカーの専門店やカードの専門店、天賞堂で鉄道模型なんかを見るあいまにアフタヌーンティーセットを食べ、万華鏡専門店やガラス細工専門店などを見てはレインフォレストカフェでコーラとフライドポテト。ああ、これは太るなぁ。
夕食は今半のすきやきを食べたかったけど時間が合わなかったのであきらめて、上海ラーメン専門店へ。なかなか美味しいのはいいけど、数量限定の「あさりとごぼうのスパイシーそば」、ちゃんとあさりの砂抜いて客に出せ。スープの味はいいのにもったいないぞ。
21日(金)
「30独身女」の第3章、ひたすら執筆。字数調整も考えずに、ひたすら書く。今回はいつもの文体ではなく会話形式なので、予定調和的に一つの結論へと誘導しないように気を使う。
22日(土)
朝、卓球当番の和美を小学校まで送り、自分は帰ってゲームキューブで「ルイージマンション」。やっぱりニンテンドーのゲームは面白い。
お昼は、冷蔵庫と野菜室にあるものだけで作る。牛肉とマイタケの炒め、ほうれん草の玉子とじ、白菜とさつまあげの煮物に湯豆腐。4品も作ると疲れる。食後に散歩して疲れてしまったので昼寝。起きてからはひたすら原稿書き。
夕方、和美の誕生日ケーキを取りに行き、夕食の支度。昼に凝ったから簡単に豚汁+豚バラ肉の塩焼き。豚バラの塊が余っていたので角煮の用意をする。肉の塊を軽く茹でて、フライパンで全面に焼き色をつける。これをネギと生姜を一緒に灰汁をすくいながらひたすら弱火で煮込む。明日の朝、冷めた油が固まっているだろうから、これを取り出したらあとは醤油で味付けして大根と煮るだけ。明日の夜には美味しい角煮&大根が食べれるに違いない。
ケーキは普通のイチゴショート、に見えて生クリームがめちゃくちゃ美味しい。吉祥寺三越の一階にあった店だけど、店頭で生クリームを試食させてくれたので、これに決めたのだ。
夜、静とマンガ喫茶へ。
某県の「新しい教科書をつくる会○○県支部」という方からメールをいただく。
つくる会の会合は面白いですよー。いい歳のおっさんが、大マジでフリーメーソンの世界支配やら、山本五十六は戦後まで密かに生きていたとか話してるんだもん。トンデモさんの群れ。
なんか楽しそうな集会だなぁ。
23日(日)
朝から事務所で原稿書き。ねるこみ(コミケスタッフ主催のねるとんパーティー)に潜入した柳瀬君から速報メールが来た。
イベント開始前にスタッフから嫌な通知。
「まず初めに残念なお知らせがあります。本日は男性が110名余り、欠席が0だったにもかかわらず、女性70名のところ40名ほど欠席です。なんか連休でオンリーイベントがあったみたいで…」
…ここでオンリーイベントとはなにか、とか説明する気力もないけど、とにかく柳瀬君がんばれ。
24日(月)
「30独身女」を一日、執筆。
25日(火)
朝からはりきって早起きして、事務所で「30独身女」執筆。昼は仕出し弁当をとって、ひたすら執筆。
休憩時間、気分転換に「持ち家を買うのは資産ではなく負債である」という話。家を買うのは得じゃないと、いろんな本に書いてあるのが探せば見つかるのに、どうしてほとんどの人は、「家は買わなきゃ」と思っているのか?書き手の言葉が届かないのはなぜだろう?たぶん書き手と読み手の出発点が違うからだよな。
文芸春秋から頼まれている自伝小説についてアレコレ考える。ある程度は面白そうだけど。「売れる」という要素が少ないので悩んでいたけど、うん、これは○○○小説にすればいいんだ、と大発見。来年には取りかかりたいなぁ。
26日(水)
共同通信から離婚・恋愛事情に関しての取材。一時間以上しゃべって、そのまま東京タワー下の芝スタジオへ、BSフジの「コンテンツファンド」収録。司会アシスタントの押田さんに名刺渡して合コン申し込む。
27日(木)
「30独身女」の原稿、ちょっとスランプ。時通がひどくて進まないので、エディバウワーに秋服を見に行くはずが、道を間違えてLLビーンズに行ってしまう。もうなにをやってもダメだ。和美から中国人がいかにしてチョコラザウルスの彩色をしているか講義してもらう。
夕食は三越裏の千成瓢箪。カルビの炭火焼きやフォアグラのブルーベリーソースのせ、くみ出し冷や奴など、どれも美味い。でもここはメニューに値段が書いていないのでいつも会計時にドキドキするなぁ。
28日(金)
昨日の不調を取り返すべく原稿執筆。ようやっと第3章と第1章の直しをあげる。
夕方、和美宅に行くと玄関先に生活クラブの食材が積みっぱなしになっていた。冷凍食品などはもう溶けている。あわてて冷蔵庫へ入れていると静が帰宅。鍵を忘れて登校したらしい。きつく叱って、とにかく気分を取り直して食材を見渡す。生揚げは今日中に食べないとダメだろう。大根は野菜室の残り半分があるのでダブってしまった。よし、揚げ大根の煮物を作ろう。問題は牛すね肉のかたまりだな。溶けてしまったので調理するしかない。すね肉のトマトソース煮を作ってみるか。
生協でホールトマトの缶詰とフライを買って、まず生揚げを軽く茹でて水の中でもみ洗い。これをすると揚げの中に味がよくしみこむ。醤油、みりん、酒で味付けして15分ほど煮込み、乱切りの大根を入れてさらに20分。あとは仕上げに汁を煮とばすだけで完成。
面倒なのは牛すね肉の下ごしらえ。肉を切って塩胡椒して小麦粉にまぶしてフライパンで焼いて、それから煮込んでトマトを加えてさらに煮込む。まぁ今日のうちにここまでやっとけば、明日は楽に違いない。
夜、また原稿を書く。
29日(土)
昼前まで寝ていたが、起きたら静が隣にいて驚いた。おなかが痛くて学校を休んだらしいけど、明日は運動会である。大丈夫か?
昼はチャーハンと冷や奴。もう全自動調理マシーンと化した気分である。
夕方からまた事務所で原稿書き。
30日(日)
静の小学校生活最後の運動会。和美は朝からサンドイッチを作っているが、僕は手抜きで近所の餅屋でいなり寿司を買う。もう料理はしばらくいいや。
静が所属する紅組は9年ぶりに悲願の優勝。おめでとう。
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