超能力(ゲラー vs ランディ)
心も曲げる超能力者ゲラーと、エセ超能力者が許せない手品師ランディー。彼らは、幾度となく「対決」を行なっていて、その期間は10年にもわたる。中には訴訟にまで発展したものもあるが、その時は大体ランディが勝っているそうである。では、それぞれについてみてみよう。
ユリ(ウリ)=ゲラー
現在は実業家でもあり、ビジネスコンサルタントでもある。彼が使う超能力は、読心術。例えば「単純図形の中に単純図形が入っている図形を頭に思い浮かべて下さい 。ただし、四角は駄目です。」と尋ねて、それはこれでしょうと図形を見せる。全くおなじの方は電話で、、、といった手順。大体条件を満たす図形は円か三角形位しかないので当たりやすい。また、ゲラーが念力を送り、さいころを5つ用意して一度に振る。すべて1が出た方は電話で、、、という手順。5つとも1が出る確率は6の5乗分の1。しかし、テレビの視聴者は6の5乗人以上いるので、何人かは1を5つとも出すと考えてもおかしくない。
ジェイムス=ランディー
彼は、かなり気合いのはいったことをやっている。
TV番組「ランディーの10万ドルチャレンジ」テレビの生番組で、しかもランディーの目の前で超能力を見せて、ランディーが超能力と認めたあかつきには10万ドルが手に入るというテレ朝の某番組のようなのりのアメリカンドリーム(H)な番組(笑)。今までの対戦成績を紹介してみると、
- 第1戦:vs占星術者
12人の人一人に対して一言二言質問をするだけで、その人の星座を当てる。
5 0%以上正解なら10万ドル!
結果:正解数1人。ランディーの勝ち!
- 第2戦:vsオーラの見える人
オーラは人の回りに広範囲に広がるというので、ついたての裏に人がいるかいないかを当てる。
結果:正解率40%。ランディーの勝ち!
- 第3戦:vs透視のできる人
ESPカード(5種類の比較的単純な絵記号が書かれたカード)の図柄を当てる。何と250回もやってみた。
結果:正解率20%。確率論が正しいことを証明しただけだった。ランディーの勝ち!
テレビは終了してしまったが、現在でも彼の目の前で超能力を見せたら1万ドルをくれるらしい。ランディーさんいいっすね(笑)。
α-プロジェクト
ワシントン大学に、「マクダネル超心理学研究所」という超能力を研究するところができた時のこと。やさしいランディーはその研究所に対して「こんなトリックを使う奴がいるから気をつけろ」という旨の11ヶ条の文書を送ったところ、封を開けられることもなくそのまま送り返されてきた。これに腹を立てたランディーは、彼の2人弟子を被験者とするべく研究所に送り込み、見事潜入に成功した。そして3年間いろいろな試験を受けたのである。いろいろなトリックを駆使して研究所の人間を信用させていたわけだが、その方法とは、、
- 実験1:封をした封筒の中のカードの書かれているものを当てる。
別室にいって封を密かに開けて読み、またそれを開けたと分からないように元に戻す。(「何だこれは」と思われるかも知れないが、研究所の人は、被験者、つまり超能力者を信用していて、実験中でも被験者は自由なことができたそうだ。だから、「誰もいない部屋でやらないと集中力が途切れる」などと言えば、そうさせてくれたのだ。
- 実験2:
ガラスケースの中の羽毛を動かす。
ガラスケースをばれないように少し持ち上げて、息を吹いて気流をつくってやる 。
- 実験3:
デジタル時計を狂わせる。
「ちょっと昼食に、、、」などと言って時計を持ちだし、食べ物などと一緒に電子レンジにかけてやる。
このようにあの手この手でだまし通して、ついにランディーは2人の弟子とともに記
者会見を開き、「ほら、私の書いた通りでしょう」と11ヶ条とともに世間に知らしめ
た。
3年間も我慢し続けるとは、ランディーさん、やるね(笑)。
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