オタク文化論(1996/5/29)

オカルト各論

ゲスト講師:皆神龍太郎,志水一夫

なおこの講義は「東大オタク学講座」に収録されております。以下のテキストは学生のまとめによるもので、ゲスト講師のお二人にご確認いただいた詳細な講義内容はこちらをご参照ください。

ゲスト紹介

皆神龍太郎

疑似科学に理性の光を当てる。疑似科学研究が趣味。

志水一夫

専門分野:UFO(オカルトの中で夢中になるもの)
ほとんど否定派。
(「ほとんど否定派」は否定派ではない。「ほとんどど女」は女ではないのと同じ。)
本当は信じたいのに信じられない。
(ちなみにユダヤの陰謀(笑)により10分遅刻した。)

ジェームス・ランディについて

ランディの賭金(ランディに挑戦して打ち負かしたらもらえる賞金)
現在7千万円 1千万円がランディの自己資金。6千万円はみんなの賭金

掛け主は2タイプ
味方する人:ランディを信じている
ランディの敵:負けて悔しい、ランディを破った人を讃える為に賭ける。

清田君:ランディが2千万円で挑戦。でも拒否.
同じ部屋にはいるのが嫌。(負のサイキックパワーが邪魔するとのこと)

放射線医学総合研究所の気功の研究について

国家予算を使っている。(アニメには一銭も出ないのに)外気功の実験を行っている。

外気功の実験(テレパシー実験)
気功士が二人いて一人が部屋の中に、一人が部屋の外にいて、ひらがな29文字を念で飛ばしてそれを当てる。
20回行って0回。予備実験29回行って0回。

研究者の言い訳:負の超能力、サイミッシングが。
研究所の所長:とても人がいい。気功とは1Hzの波長であると主張。手から1Hzの振動がでている。(鼻息を拾っているのでは)

外気功とは
手を当てると病気が治る。
人を吹き飛ばす。
腸と胃を取り替えて苦しませる(取り替わったと言って苦しむ人がいる)
ブラックホールを作り出して、そこに人が飛び込んでいく。(ブラックホール600倍,2000倍などという)

外気功の歴史:
1976年から(中国20年の歴史)/宇宙戦艦ヤマト,メカゴジラの逆襲のころ,日本で成立したらしい


ディバンキング/疑似科学について

メディアの求めるものは肯定か否定。際だったキャラクターが必要とされる。懐疑派が存在しにくい。
肯定派は日本にもアメリカにも多くいる。
否定を本職とする人は日本にもアメリカにも殆どいない。(ランディはマジシャン。アメリカではステイタスが高い。大槻教授も本業ではない)


ウリ・ゲラーについて

現在ビジネスマネージャーなどを行う。
巨大なキャデラック(5000本の曲がったスプーンで装飾)で平和を願ってイスラエルに行く。(中東和平のため)

ランディ談:あの車を見ればみんな驚いて銃を落とす。

UFOについて

偽物の見分け方
証拠を調べてみるとやっぱり偽物だった。が多い。
アメリカではれっきとした事実(ファクト)が無いとみんな信じない。そこでUFOの事実を提示する。事実は調べることができるので、すぐに偽物だと判明する。
日本の場合、事実が何もなく、感情的。(かわいそうとただ言うだけ。)

宇宙人の解剖フィルムについて

1947年製とされている。
コダックの鑑定:フィルムのリーダーを鑑定。そのマークが47年製である可能性を示す。ただしフィルム自体は鑑定していない。しかもコダックに送られたフィルムは4コマしか無くて、そこにはドアが映っているだけ。そのフィルムが宇宙人の解剖フィルムかどうかは分からない。
つまりなんの証明にもなっていない。

鑑定:タダで鑑定するという人が現れたが、フィルムの保持者は貴重なフィルムなので鑑定に出せないと拒否。

本物だと主張しているUFO研究家はアメリカにも日本にもいない。

日本のオカルト関係者のポジションについて


関英男
(その他トンデ       大槻教授  秋山信     志水講師 皆神講師
 モ学者)                            サイコップ
<−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−>
トンデモ              0                 まとも

補足
ある人のまともかどうかの見分け方:1つでも超常現象を否定している人はまとも。全部信じている人はいっちゃっている。

関英男

ひでおの法則の一人。
念波天文学を提唱。中性子の形が歪むとガンになる。
陽子の形が歪むとエイズになると主張。
太陽の表面温度は摂氏26度であると主張

念波天文学:念波は光の百億倍の早さで伝わるので、これで宇宙を観測すれば光や電波より正確に観測できる。

ひでおの法則
トンデモ関係の工学博士はみんな名前がひでおである
内田,糸川,関,村井ひでお、など

太陽表面低温の法則
なぜかトンデモ関係者はみんな主張するらしい
その証拠:高い山に行くと涼しくなる。(大槻教授その他主張)
その他の主張:プロミネンスが熱いだけで本体は冷たい。太陽黒点は森である。

秋山信

まだ人によって態度を変えられる。伝道師。

あすかあきお

地球空洞説を唱える。月の中には氷が詰まっており、それが溶けて風船から空気が抜けるように水が吹き出して地球で洪水が起こったと主張。(なぜその時水だけが地球に向かった吹き出して、月は落ちなかっただろうか)

裏地球について。地球の軌道上のちょうど正反対にあるならいずれ見える。従って裏地球(ヤハウェイ)はもう1つ楕円軌道があってそれを回っている。(NASAがそろそろ発表。)ほかの惑星が存在するため、やはりこれでも見えてくる。
裏地球:地球軌道の地球とちょうど正反対の位置に裏地球が存在するというもの。

地球空洞説について
ハレー:地球の中は三重構造。
シムズの約束:中心太陽がある。南極と北極に地球内部に続く穴がある。
ナチスの説:宇宙が土でできていて、我々がその中の空洞に住んでいる。光の屈折で歪んで見えているだけ。

引力は膜に含まれる重力物質によって発生する。(これは誤り。誤りをガウスの定理で証明できる。)

超常現象は最後の総合科学/最終科学(どこから襲うか分からない)
あらゆる分野に精通していないと超常現象を論破できない。


PK,ガンツフェルト(オートガンツフェルト),マースエフェクト

信じていて事実を出す人たち,超常心理学者の研究について
しかし超常現象に対していまだに決定的な結果は得られていない
まだ灰色として残っているものは以下のようなもの

PKについて
マクロPK:スプーン曲げ、雲が自分の思い通りに動く。
マイクロPK:電子などを思い通りに動かす。測定機でのみ確認できる。
マイクロPKの実験
ホワイトノイズを発生。それがプラスに振れるか、マイナスに振れるか。1/2500で思い通りに動く。億単位で行うと統計的に有為な結果がでるとされる。

ガンツフェルトについて
ビデオを行って実験。
一方に感覚遮断状態においた人をおく。離れたもう一方で別の人に360本のビデオをランダムで見せる。テレパシーでそのビデオの内容を感覚遮断状態の人に送るようにタスクが化せられる。見せた映像と、感覚遮断の状態で浮かんだイメージと付き合わせる。
統計的に有為な結果が出とされる。

マースエフェクトについて
火星がある位置にあるときに生まれた人間は優秀なスポーツ選手(オリンピック優勝レベル)になる。有為な結果。
ただし数が少ないために統計的に有為かどうかは不明。


講義の最後の質問ででた話題

ピリーレイスの地図
1.5億年前の地図がトルコの宮殿から発見されたという話.

オレンティウスの地図
南極大陸の地図。(南極発見前に発見された。)

矢追い火星,人面石
火星にスフィンクスの人面石が。
実は火星にはもっとすごい事実が。ピースマークやカーミットの絵が火星には見つかっている。
結局人間が勝手に見つけ出してしまう図形である。

MMR(マガジン・ミステリー・レポート)
ノストラダムスの地球滅亡
実際はノストラダムスはそんな予言は行っていない。(恐怖の大王が7の月の前後を支配する。
日本でのみ地球滅亡説が信じられている。

陰謀

フリーメーソン(握手つきのライオンズクラブ)
フリーメーソンの握手,バルカン星人の手と同じ。ボーイスカウトと同じ。(ボーイスカウトはフリーメーソンの陰謀)
女性は入会できない。(口が軽くて秘密をばらすからとの理由で)

いろいろな陰謀
フリーメーソン
ユダヤ
ニャントロ星人(東大生に多い?!)
超国家
金持ち・貴族(ロックフェラーなど)
円卓会議・三国賢人会議

この辺がどのぐらい笑える話かは「トンデモ本の世界(正・続)」(洋泉社)をどうぞ

電波系列
見えちゃうものは仕方がない。聞こえちゃうものは仕方がない。


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