まず、サターンで「エネミー・ゼロ」を出す。64に変えたりはしない。ちなみにサターンついて感動する事は、ソフトウェアの力はすごいということだ。サターンは進化するハードだといわれてきたが、実際最新のサターンのムービーのルーチンはプレステと変わらないところまできている。画面を2つならべて見比べてみても絶対に区別がつかないそうだ。
次に3DOで「Dの食卓2」も出す。いつ出るかはパナソニックだけが知っている。
そしてその次は、来年の春くらいにアメリカに行く。「あこがれのアメリカに行くんだ」と言うばかな理由ではなく、ネットワークビジネスとCGの映画をやるための渡米。もうCDなどのパッケージメディアはダメで、そういうものはカプコンやコナミやスクエアなどの優秀な会社に任せ、能力のあるワープはネットワークに進むのだ。現在ネットワークには良い風が吹いており、その良い風感はたいした物で、今から方向を間違えずに半年間まじめにネットワークの勉強をすると、大金持になっているだろう。この「良い風吹いてる」と言う言葉を岡田氏に言わせると、「金のにおいがする」と言う言葉になるらしい。ちなみにGAINAXもこれからはパッケージソフトを作るのをやめて、インターネット上でソフトを配るようにするそうだ。
近ごろ流行ってきたhtmlはBasic以来の二回目のビギナー参入チャンス。今から3Dをやるとかはほとんど無理だし、10年間やってきた人達には絶対に敵わない。だがスタートラインが同じであるhtmlなら十分に張り合える。
それにネットワークソフトならば、プレイヤーの相手をコンピューターがする事がつらくなってきている現在、プレイヤーさん同士で遊んで下さいと言う形にでき、そうすればルーチンも軽いし開発費もやすく済む。
なぜアメリカでなければならないかというと、一つに日本でコンピューターを買うと高いということがある。輸入代理店を通さねばならないからどうしても高くなってしまうのだ。輸入代理店を通さずにこっそりと持ってくることも可能だが、そうすると故障したときにユーザーサポートが受けられないのでかえって高くつく可能性がある。二つめに英語ができないと最新の技術を使えないからだ。新しいものはすべて海外であり、それを今使おうとすると英語ができないと仕方がない。日本でいくら英語を勉強したとしても「ハンカチーフが落ちましたよ」ぐらいしか言えるようにならない。本当に生きた英語をおぼえようと思ったらアメリカに行くしかない。
それに賢い友達を作ろうと思ってもやっぱりアメリカに行くしかない。海外のアクレイムエンタテイメントと言う会社が作った「エリアトリオジー」と言うPSのソフトはすごい。どこがどうすごいかというと、PSのハードウェアの機能を使わずに、「ドゥーム」以上の面白さを持つゲームに仕上がっている事だ。PSの3Dがすごいのは3D演算チップを積んで、そこに3Dの処理をすべて任せているから。そこを使わなかったことはすごいし、また使わなかった理由が、そんなのがあることを知らなかったからと言うのもまたすごい。どうして使わずにできたかというと、CPUの力をすべていかしているからだそうだ。そうゆう技術を持った人々がいるのはやはり海外だからだろう。
CGの映画については、現在の日本のCG技術でも作ろうと思えばできるのだが。やっている人がいないのはレンダリング(CGのカクカクの線をきれいにする事)に時間がかかるかららしい。
飯野氏はその問題解決策として、まずゲームの解像度でレンダリングしてそれを人に見せて、面白いと言われたら映画の解像度でレンダリングし直すと言う方法を考えている。映画用の解像度でレンダリングすることはかなりの時間と費用がかかる作業だから、こういう方法をとれば無駄な時間も費用もかからないので有効。
付け加えれば、飯野氏は過去日本人で向こうへ行って映画で成功した人がいないからこそCGの映画をやろうとしている。