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長井市の<場>と<キーパーソン> |
◇レインボープラン
人口3万2,000、世帯数が9,300。農地面積が2,900ha、その大部分が水田の単作地域である長井市は、果樹や畑作もあるが、米作中心で、農家戸数が1,900戸。そのうち専業農家戸数は100戸。率にしまして5.4%という農村環境である。農産物の自給率の低下、無登録農薬散布事件による風評被害、台風などの災害対策などを踏まえ、自治体単位での地域循環型農業として「レインボープラン」を推進。家庭の生ゴミを市内220か所の収集所──ゴミステーションに集め、コンポストセンターで堆肥にする。また、市内の小学生たちが収穫作業や草取りを手伝ったり、参加農家の話を聞きながら学習する「総合学習」のテーマにも組み込まれている。
レインボープランによって生産された野菜類には、生産者の名前、連絡先、そして作物名、それと一番大切な使用した肥料、使った農薬の資材名が明記され、認証シールが貼られている。加工品を含めた商品販売をアンテナショップとして「長井村塾」で行うほか、毎週日曜に朝市を行っている。
認証農産物を使った商品開発を積極的に推進していくなかで、生産者と囲う業者の出会いの場を提供し、オリジナル商品を開発する試みも進められている。
(味噌、豆腐、菓子、ラーメンなど)
認証農家は1994年はたった8戸だったが、現在は約80戸に増えており、参加農家のモチベーション・アップにも役立っている。
「若者たちが田舎にとどまれるという暮らし方を地方でつくらなければ本物ではない」という考え方のもとに、田舎で生活することが誇りに思える田舎、自信を持てる田舎、つまり超一流の田舎にすることが長井市の最大の目標である。
一方、行政の取り組みと並行して、民間の地域活性化施設といえる「長井村塾」がある。(別途詳細)
◇(財)置賜地域地場産業振興センター
タスパークホテル内にある産業・文化・経済・交流・観光の拠点となる施設。置賜地域の特産品展示即売ほか、今年封切りされて話題になった「スウィングガールズ」の特別ルーム展示などがある。
「おきたまの職人大集合」「長井の食発掘プロジェクト」などの地域起こしイベントも企画開催されている。
◇キーパーソン
民間主導型コミュニティ「長井村塾」塾長
横山寛道さんと次男の直幸さん(27歳)
「長井の駅前通りの3代目の花屋で、生まれる前から代々花屋をやっていた。その隣りを、パチンコ店の方に貸していたのですが、その店が撤退したので、その空き店舗を活用して、何か実現してみたいと思ったことが長井村塾のきっかけ」という横山氏。中心商店街には公民館がなく、活性化事業としての位置づけとして整備したくもあり、ギャラリー、小会議室、長井のお土産、レインボープランによる産直野菜などを置くことを考えた結果、長井村塾という一つの施設が生まれた。
次男の直幸さん(27歳)は東京でIT関連の会社にSEとして勤務していたが、結婚してIターン。現在は長井村塾で塾長である父を補佐している。IT企業での経験を生かし、古いパソコンを再生し活用したり、住民へのPC教室やヘルプデスクを担当している。
(長井村塾には現在もMacintoshの古い機種が並び、稼動している)
地域の情報化のなかで「IT化」やITによる広報活動は重要であると考えられるが、長井村塾は横山直幸さんにより、WEBでの情報情報受発信がスピーディーに行われている。
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