読者が紹介する常盤新平氏の作品中に表れる東北 |
| 常盤新平さんの「ニューヨーク遥かに」(集英社刊)や「東京の小さな喫茶店」(世界文化社刊)といった、題名からは一見東北と無縁に思える作品の中にも、主人公が東北出身であったり、喫茶店で働く東北出身の女性を特に取り上げたりと、常盤さんの東北に対する愛情が見えかくれしています。 常盤さんを「アメリカ」のイメージで見ていた読者も多いことでしょう。ここでは少し視点を変えて「東北」をキーワードに、数多くの訳書・小説・エッセイの中から、以下の4作品を選びました。 |
府中の東京競馬場で出会った「ファーザーズイメージ」の子供たち。「二流の男の小倅が二流の種馬の子供たちの馬券をせっせと買っていたのに気がついた」という著者が「恥かしさのシムボル」であった自らの父親の姿を描く私小説。 |
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人生の後半の離婚・再婚を経験した著者が、夫婦の絆、親子の関係、別れた妻への忸怩たる思いを語る。著者ならではのユーモアとペーソスに満ちた、大人のための幸福論。 |
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「いままで生きてきた時間の20分の1くらいは喫茶店で過ごしてきたのではないか」というほど喫茶店好きの著者が、既に消えてしまった喫茶店の思い出や、喫茶店を営みながらつつましく暮らす市井の人々を描く。 |
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取材という名目で毎年のようにニューヨークを訪れる主人公大原。著者の分身とも言える彼の今回の旅の目的は、日本料理店の社長を突然辞めてしまった古くからの友人間宮の話を聞くことであった。「とうに盛りを過ぎた二人の男に、つねに彼方にあるこの街を思いのままに語ってもらいたかった。」(著者のことば) |
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