「そう、月日は百代の過客にして…。あれよ」
由紀は自慢するようにこたえた。
芭蕉が曽良を伴って旅したのはたしか308年前。山形県内には80基以上の芭蕉句碑が建立されている。
五月雨を集めてはやし最上川 さみだれを あつめてはやし もがみがわ
全国区で松尾芭蕉は有名だが、いくつか山形で俳句を読んでいる。
私も松尾芭蕉は好きな高校の古典の授業だった。 芭蕉は歳をとっていたので、死を覚悟してこの『奥の細道』の旅に出たらしい。