『昔の男の子編・何でも食った!?』
〜俺達、こんなもの食べてました。〜


父2 :あとは今日やってきたようなこと、沢ガニ取りとか…

父3 :見せてやっか?

父1 :そう、カニ取りとかね。これ焼いて食うんだぞ、今から。

みんな:えーっ。

鹿野 :でもそう言えば廃バスのおじいちゃんも言ってたよね。

父2 :これがうまいんだ。うまいから食べられんだ。

鹿野 :あ、ほんとだ。カニカニカニカニー。

伊藤 :これ焼いて食べるんですか?

父1 :そう。

伊藤 :殻のまま?

父1 :殻のまま。

大道寺:へぇー、カニ食うんだ。

伊藤 :うん。カニ取ったり後は…山菜取ったりですか?

父1 :うん。学校でワラビなんか取ってたねぇ。

伊藤 :ああー…

父1 :こういうカニを焼いて食ったりね。昔は食い物がなかったからね。

伊藤 :子供達で料理してたんですか?焼いたりとか…

父1 :いや、お父さん達が来てやってたな。


伊藤 :蛇出ませんか?

父3 :出ますよ。蛇、取って焼いて食いますよ。

伊藤 :食べるんですか、やっぱり…

父3 :食べますよー。

伊藤 :海って出ないんですよ。そんなに。蛇は。

父2 :海ヘビいるでしょ。

伊藤 :海ヘビはそんなに

父2 :この辺はマムシ出ますよ。

伊藤 :いるんですか、やっぱり…ほんとに1年に見るか見ないかなんですよ。

父3 :この辺は毎日ですよ。

伊藤 :すごい怖いんですよ、蛇。

父3 :おいしいですよ、あれ食べたら…

伊藤 :えーっ?皮さいてたべるんですか?

父3 :そうそうそう。焼い食べるんですよ。

伊藤 :へぇーっ…中国の人だけかと思ってました。

父3 :いやいや。

父2 :でもネズミは食べませんから、ここは。

父3 :マムシは、おいしいよね。


父3 :あのね、木の根っこにいる虫とかウチなんかも食べたよ。

父2 :ススキの殻に入ってるハチノコなんかも食ったさ。

父3 :食ったなぁ。

父2 :あれが甘いんだって、なあ。

父3 :甘いの。油っこくて。ハチノコ。

父1 :だってウチらの頃は食べ物なんてなかったっすよ。だってウチらが学校来てた頃は、トウキビですもん。配給は。


伊藤 :昔、木の実とか食べて、他に何食べてましたか?

佐藤努:木の芽ね。

伊藤 :うさぎとか?

佐藤努:ええ。

大道寺:どうやって捕まえるんですか?

佐藤努:罠、罠。山の鳥とか魚とか。

伊藤 :魚はいっぱいいましたか?

佐藤努:うーん、いっぱいいだったよ。この川なんか有名でねぇ。いっぱいいだった。今は昔ほどいねぇな。


伊藤 :海の方ってあんまりヘビ出ないんですよ。だからヘビは怖いんですけど…。やっぱり山はヘビいるんですか?

佐藤努:ヘビいるよ。

伊藤 :おっかなくないですか?

奥さん:大丈夫。

佐藤努:あれはおもしぇえもんだ。子供の頃、遊んだんだ。アオダイショウ捕まえて、首に巻いて…

伊藤 :えーっ?

佐藤努:暑い時に首に巻いでみろ。

伊藤 :冷たくて気持ちいいんですか?

佐藤努:冷たくてねぇ、いいぞー。

伊藤 :毒持ってないの?

佐藤努:ないない。

奥さん:アカヤマよ、危ねのは。アカヤマ。

佐藤努:学名は違うんだけど、ここではアカヤマって呼んでるの。あいつはマムシよりやっかいだな。

大道寺:マムシよりもやっかいなんですか。

佐藤努:おとぎ話で大蛇になるっていうのがアカヤマなんだ。

みんな:ふーん。

佐藤努:でも食べんだ。

伊藤 :えっ?ヘビ食べるんですか?

佐藤努:ああ。まだウチさ1本半ぐらい残ってだよ。

伊藤 :えーっ?