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伊藤 :あの、山ならではのいいことってないですか?僕、海の近くの出身なんですけど
…。毎日、木の実は食べれるし、紅葉は見れるし…。うらやましいこといっぱいあるんです
けどね…。 佐藤努:一番いいのは水だね。 伊藤 :水がおいしい? 佐藤努:これ、八甲田の水と同じだって言われたものだ。お医者さんが検査したがらホントだぞ。 伊藤 :へえ〜。山の人たちって、そういう源泉飲めるからいいけど、海の人っていうのは 結局、浄水場とかから来た水しか飲めないからうらやましいですね。 奥さん:んだ、そういう水は飲めねえよ。臭くて、お茶もまずくなる。 大道寺:なんか初めての味だ…。 佐藤努:これ飲んでもあんまりわかんねえんだ。これ飲んで、他のどごに行ぐどわがる。 伊藤 :あぁ。(納得) 鹿野 :昨日レストランで飲んだのよりおいしい。昨日飲んだ水、まずかったねえ。 伊藤 :山形市内の水だと、ここより落ちちゃうねえ。 大道寺:落ちちゃうねえ。 佐藤努:水の質は…オラ、学ねえがらわがんねえげど、聞いた話だど…ブナ。ブナの林の下を 何百年も通って流れ出てきた水がおいしいんだと。 みんな:ふ〜ん。 鹿野 :初めて聞いた…。 伊藤 :くせがないですね。水道水だと鼻に近づけただけで、つ〜んとしますけどね。 佐藤努:んだね。 伊藤 :じゃあ、おじいちゃんの思う山のいいところは水がおいしいところですか? 佐藤努:んだがらね、上の山の雪の水に一分も入ってられる人はいねえな。 大道寺:冷たくて? 佐藤努:はい。そしてな、夏なども、川は深いがら、油断して入らんにぇえな。
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