『牛が一番リラックスする事が大切』
〜一風変わった倉繁さんの牛舎〜

伊藤:思っていたより随分きれいな牛舎ですね。

倉繁:この牛舎はフリーストール牛舎と言うんですけど、今までの牛舎だと1頭ずつ柵につないで、寝るのも、搾乳するのも一緒だったんです。そうなると、動けないし、糞をしたところに寝るわけですから、牛も汚れるし、ストレスが溜まるし環境が良くないわけですよ。
それでこうすることによって、牛にとってもリラックス出来ますし、我々も手間も少なくなると言うわけです。

牛には地面より少し高いベットを作ってやるんです。そうすることで牛が汚れないようにして いるんですね。中には通路に寝ている牛も居るんですが。

牛が口を動かしているでしょ、あれは一度食べた物を第一胃袋にいれてそれを戻して 噛み下しをして細かくしてから第二胃袋に入れるんです。それを反芻と言うんですけど、 牛があれをどのくらい長くするかでお乳の出や質の善し悪しが決まって来るんですよ。 それは、お腹いっぱい餌を食べることと、きれいなベットを作ってやることとでどのくらい 牛がリラックス出来るかにかかってるんです。 結局それが満たされないと、牛にストレスが溜まって、反芻しなくなるんですよ。