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伊藤:牛は搾乳の時痛くないですか?
倉繁:機械だと真空の状態でお乳を絞るので出ているときだと痛くないんですが、出ていないのにいつまでも絞っていると痛がりますね。
おっぱいに細菌が進入する機会は搾乳の前後ですから最初に絞る前にお乳の所を殺菌液で消毒してそれから絞り終わったあとも殺菌液で消毒してあげるんですよ。
普通はお乳の出るところは塞がっているんですけど、それが絞る直前になるとホルモンで刺激されておっぱいの内圧が強くなるんですよね。それで、お乳の出る穴が開いて来るんですよ。そうすると逆に細菌が入りやすくなって来るんです。
その細菌をいかに防ぐかって言うことなんですよ。前だったら、よく水で洗って、
お湯で洗ってやっていたんですけど、結局水分を使うって事は、細菌の侵入をしやすくするって
事なんですよね。乾いた状態だと、細菌も動けませんから。なのでここでは牛が病気にかからないためにも、牛乳の品質が落ちないためにも細心の注意を払ってやっています。
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