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伊藤:やっぱり牛でも搾乳場に毎日通っていれば自然と「あっ今からお乳を絞られるんだな」なんてわかったりするんですかね。
倉繁:ええ、もうわかってるんでしょうね。ここに来た段階ですでに絞る前から、お乳が出ちゃってる牛もいますからね。
逆に言うと、ここに来た時点で、「絞られるんだな」って自覚してホルモンが分泌されますよね。そうすると、私たちのミスで例えば機械がトラブってしまって牛を待たせるようなことがあると、牛にとってみれば肉体的にも、精神的にもよくないわけですよ。
だから一度試し絞りをしてお乳を刺激しますよね。一端そうしてから電話をしたり、別な仕事をして
牛を待たせてしまうと、本絞りの時には、80%しか出なくなってしまうんですよ。
一度刺激してから、絞り取るまでのタイムリミットが5分なんです。そうしないと牛自体も
ストレスがたまったしまうしね。
それにその5分の間にも、牛を怒ったり、たたいたりするともお乳の出が悪くなってしまうんですよ。
伊藤:じゃあここ(搾乳場)にいる間は牛も神経質になってるんですね。今日は私たちが来ている分見慣れない人達が来ていて、
牛に変わった様子はないですか?
倉繁:まぁ若干神経質になっている面もありますね。なかなか搾乳機のところに入ってくれなかったり。牛の糞の量もいつもより多いかな。
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