ed.king.gif008/10 幼年誌も無視はできないぞ
 


<特集 今、幼年向けコミック誌が熱い! 『コロコロコミック』三浦編集長と『コミックボンボン』米田編集長の両氏に幼年向けコミック誌の現状と将来の展望について、語っていただいた!!>(ぱふ11月号)

『コロコロ』の戦略
ミニ四駆の人気にみられるように、イベントを通して流行そのものを作りだしている。『コロコロ』自体がトータルプロモーション的な役割を果たしている。小学生の所有率No.1のゲームボーイに着目し「ポケモン」の発売当初から積極的にプロモーションに参加するなど、従来の雑誌制作のスタイルを変えようとしている。

『ボンボン』の戦略
ホビーやゲームを始め、子供たちの間で流行しているものをまんが化し、より身近なものにしている。その作品世界に触れたり主人公と一緒に心を躍らせたりできるような等身大のまんがが多い。かっこいいものは何でも取り込む姿勢で「王ドロボウJING」のようなシリアスまんがも登場、新たなファンも増加中だ。・・・



 「仕掛けの講談社」、負けっぱなしである。
 小学館のコロコロが「ミニ四駆」だの「ポケモン」を次々と仕掛け、爆発的にヒットさせているのに比して、今のボンボンは何をしとるか。こういう「仕掛けもの」では、講談社がご本家だろうに。
 まぁ昔から小学館系列はオタクに強い、と相場が決まっているので、この趨勢はもうしばらく続くかもなぁ。



ed.erison.gifRe ボンボンの反撃はなるか?
 


 見ての通り「攻めのコロコロ」と「受けのボンボン」だ。やおいじゃないぞ。

 ボンボンが大当たりだったのはガンプラブームの時だが、この時はMSVという新しい商品を作って攻めに廻ったのである。「プラモ狂四郎」などで若年ホビー層を開拓しその後さらに下のSDを開発して幼年層を一気に取り込んだのである。
 ともかく面白いモノをみつけてきて攻めていく体質がボンボン編集部に無くなったのが、現在の敗退の原因ではないのだろうか?

 だが今度はコロコロが凋落する番である。
今の好景気が当たり前のように思えてくると、一旦かげりが見えたら必至になってくい止めようと新××登場!などのリニューアルばかり繰り返す。
 本質的な商品力が全くなくなるまで止めようとしないのだ。衰弱した人間にカンフル注射をうち続けても元気にならないのと同じだ。

 その間に基礎体力のある次の商品を押さえた方に利があるが、次のムーブメントを仕掛けるだけの素養が編集部にあるのかどうかは謎だ。
 小学館はすぐ他部署に飛ばされる暫定編集ばっかりだし、講談社は事なかれ主義のサラリーマン編集者ばかりだ。
 企画力のある編集者がリスク承知で向かわないことにはミニマムヒットの奪い合いで終始するのではないだろーか。(はーらん えりすん)



ed.guest.gifRe ボンボンの売れない理由
 


 この記事を読むと「なぜコロコロは売れるのか」ということがわかるが、「なぜボンボンは売れないのか」ということは書いていない。
 ボンボン没落の理由は簡単だ。ボンボンの売れ部数を保障していた“ガンダム”が、ここ数年、全然ダメダメ状態だからである。
 かつて“ガンダム”全盛の頃は、ボンボンがコロコロを大きくリードしていた。その頃から今に至るまで、ボンボンは“ガンダム”に替わる新たな屋台骨を探すことを、怠ってきたのである。
 最近はようやく気付いたようで、『ゴエモン』『デジモン』『ロックマン』など、色々模索しているようだが、ここまでコロコロとの差が付いてしまっては、挽回は易しくないだろう。
 そうこう言っているうちに、ついにボンボンの表紙から“ガンダム”が消え、かわりに黄色いゲッ歯類が。嗚呼。(有人)



ed.yamana.gifRe 小学生の裏にコロコロあり
 


 表題に「今」とか書かれているが、何もコロコロの仕掛けは今に始まった話じゃない。ファミコンが出てきた時には、コロコロ関係の編集者が何人もにわか「ファミコン名人」になっていたし、ドッヂボールが一世を風靡した背景にも、コロコロの徹底的な仕掛けがあった。公式ルールを整備し、公式審判員を任命し、公式ボールをタイアップで作り、そして小学生のドッヂボールの全国大会を開く。み〜んなコロコロの戦略だった。
 小学生の裏にコロコロあり。
 この10何年の子どもについて語るなら、コロコロの編集者に優る人材はいないだろうな。(山名)



ed.sato.gifRe ビジネスマンこそ幼年誌を読もう
 


 シロートの立場から言わせてもらえば、二誌とも同じような体裁なのに、なぜあれだけ部数に開きが出るのか知りたかった。ま、この世は勝てば官軍ですから、売れている方が何か喋れば、それが何であっても、もっともらしいく聞こえてしまうんでしょうけど。
 「コロコロ」や「ボンボン」を読むべきなのは、むしろ子どもを扱う職業や、ワカモノのハートを掴みたがっているオトナの皆さんではないだろうか。あれを読めば、ターゲットが何を考え、どういう嗜好を持っているか的確に判断するための材料になると思う。あの熱いマンガが判らないようでは、21世紀の日本で成功を収められる可能性は低いんじゃないかな。(OLD PINK)


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