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ed.mindy.gif眠田直の90年代TVグラフティ 第二回
「新スタートレック」
 


 最近すっかり「スタートレック中毒」にかかっている。
 この「中毒」というのは、「ハマる」「ファンになる」というのとはちょっと違っていて、とにかく1日1回はスタトレを観ないと、なんか体が落ち着かないというやっかいな状態なのである。さらに1日3回くらいは「ジェムハダー」(ディープスペースナインに登場する敵宇宙人)について考えたりしている。我ながら脳が腐っとるのぉ。
 さて「スタートレック/宇宙大作戦」というと、日本ではカーク・スポック・マッコイの三バカトリオによる最初のTVシリーズと、それを基に作られた劇場版シリーズが有名で、「新スタートレック」及び、そのまた外伝シリーズの「ディープスペースナイン」や「ボイジャー」などの80年代以降の新シリーズに関しては、地上波テレビ局では放映時間が深夜ワクだったりと、恵まれていない事情もあり、どうしてもマイナーな印象は拭えない。
 またオールドファンには「スポックの出ないスタトレなんて」という理由で、「新スタトレ」を見ず嫌いの人もまだまだ多いようだ。
 しかし、いったんCS放送の外国ドラマ専門局「スーパーチャンネル」(ケーブルやデジタル衛星放送でも視聴可能)に加入してしまえば、事情は一変する。
 現在、新旧スタトレ及びディープスペースナインの3シリーズが放映中で、ボイジャーも近日スタート。夢の「1日1回スタートレック鑑賞」だって可能なのである。さらに年1回の「24時間スタートレック」という狂気のプログラムもある充実ぶり。(今年は30時間ワクにまで拡大されて、途中で5時間くらい寝たけど、その部分はビデオ回してほとんど全部観ちゃったい。おかげでさらにスタトレ中毒悪化!)
 さてスタートレックの持つ中毒性とは何か? 作品自体の持つ魅力に関してはオレが言わなくても熱心なトレッキーの皆さんが語ってくれると思うので、私はちょっと違う観点から探ってみよう。

1.本数が多い事
 旧スタトレが約80本、新スタトレが約170本、ディープスペースナインやボイジャーも本国アメリカでは順調に回を重ねているので、1日1話づつ観ても、2年は楽しめるくらいの分量がある。しかも1時間番組。

2.質が安定している事
 まぁさすがに長期シリーズだけあって、やっぱり面白い回とつまらない回が存在するワケだが、不出来な回でも一応、最低限のエンタティメント性は保っているし、一定水準以上にはなっているので安心して見ていられる。

3.慣れると更においしくなる事
 パッと見ても楽しいのだが、レギュラーキャラクターの性格や人間関係、裏設定などを知ると更に楽しめる。1度見たエピソードでも、再放送では違う発見があったりして楽しい。例えば映画「ファースト・コンタクト」などでも、ピカード艦長とボーグの過去の因縁話、ディープスペースナインのディファイアント号のエピソード、ボイジャーのホログラムドクターの設定などを知っていると更に楽しめる。

4.日本語吹き替えのレベルが高い事
 どのシリーズも芸達者な吹き替え声優を起用しているので、字幕で見るよりずっと味わい深い。

 とりあえずこのコラムを読んで興味を持ったら、まずはスーパーチャンネルに加入してみてくれ。それからガイドブックも出ているし、フィギュアブームのおかげで輸入品のスタトレグッズを扱ってるお店も増えてるし、NIFTYのスタトレフォーラムや、インターネットのホームページを回れば更に情報も入手できるだろう。さらにはラスベガスに来年オープンするスタートレックホテルやコンベンションも君を待っているぞ。



 このように自分の趣味環境を変えていく事によって、世間のエヴァブームやらポケモンブームといった流れに背を向け、生活をスタトレ一色に染める事だって可能なのである。
 そう、オタクライフのカスタマイズ化!
 インターネットとTVの多チャンネル化によって、可能になった90年代ならではの選択肢なのだ。これが幸せなのか不幸せなのかはまだわからんが。

PS:ところで「TOS」とか「TNG」とか「VOY」とか変な略語使うの、カッコ悪いからやめようね。あーダサダサ。

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