大雪だの星新一氏死去だのポケモン事件だのでまったく年末から落ちつかない今日この頃、それでもみなさん、あけましておめでとうございます。
1月9日付の朝日新聞の特集で「もうオタクは飽きた」と発言したので、いろんな人から真意を聞かれる。インタビューは新幹線の中、僕も記者も徹夜明けのフラフラ状態だったのでナチュラル・ハイな状況だった。
「いやもうオレ、オタクがどうのこうの言うってのアキちゃってさぁ」
「あ、それいいですね。岡田斗司夫、オタクに飽きる!それいただきます」
てな調子だったわけだ。でもなぁ、本当に事件の度にコメントに答えたり、オタク世界を一般に紹介するのは相当飽きたぞ。そういうのは専門の「評論家」という方々がいらっしゃったわけだし、この2年ほど僕がそのジャンルを荒らしまくったので、みなさん大変お冠らしい。安心してください、評論家の皆さん、岡田はそろそろ飽きてきたようです。
もうオタクの地位向上は必要充分に進んだと思う。94年あたりの状況から現在までに、僕たちオタクを見る世間の目って、そうとう変わってきただろ?エヴァやもののけ、ポケモンの社会現象化のおかげで、以前よりも生きやすくなっているのを感じるはずだ。「諸君!」に毎号オタク記事が載り、青土社からはアニメ評論本が出て、NHKですら「オタク」という言葉にダメを出さなくなった。朝日新聞の正月特集でもOKなぐらいだ。
いままでは多少事実と離れていても、「世界中でオタクブーム」とか言っていた僕だけども、ここまでくればもう充分だ。これから先は「オタク差別」ではなく、各個人がいかに生きていくのかだけが問題になる。各人がそれぞれの道で精進するのがよかろう。
というわけで僕の社会運動であった「オタクの社会的地位向上」は昨年末で終わり。これ以上やったら害の方が大きくなりそうだしね。
では僕はあいかわらず古いオモチャを買いに行くので、これで失礼。
編集長 岡田斗司夫
|

編集長御近影 撮影・ササキバラ@カメラおたく
|