ed.king.gif008/10 みんな まちがえているんじゃないの・・・
 


<オールタイム・ベストSF 日本部門結果発表>(SFマガジン2月号)

日本作家部門
日本長篇部門
日本短編部門
1 小松左京5781 「果てしなき流れの果に」小松左京2931 「ゴルディアスの結び目」小松左京101
2 筒井康隆4572 「百億の昼と千億の夜」光瀬龍2542 「太陽風交点」堀晃95
3 神林長平3263 「妖星伝」半村良1023 「ボッコちゃん」星新一92
4 星 新一2384 「宝石泥棒」山田正紀924 「言葉使い師」神林長平73
5 山田正紀2165 「星界の紋章」森岡浩之915 「美亜に贈る真珠」梶尾真治72
6 大原まり子2146 「あなたの魂に安らぎあれ」神林長平886 「ネプチューン」新井素子70
7 光瀬龍1916 「マイナス・ゼロ」広瀬正886 「ハイウェイ惑星」石原藤夫70
8 半村良1288 「ハイブリッド・チャイルド」大原まり子858 「神への長い道」小松左京66
9 眉村卓1078 「復活の日」小松左京859 「おーいでてこい」星新一62
10谷甲州10410「銀河英雄伝説」田中芳樹8310「結晶星団」小松左京57



 みんなまちがえてるかもしれないけど、このあいだしんだひとは「こまつさきょう」ではなく「ほししんいち」だよ。(編集長)



ed.abc.gifRe あかほりさとるじゃダメなんですカ?
 


 なんか、ごっつう古くさいラインナップですな。ええ、ええ、これがオールタイムベストだってことはようく分かっています。しかしそれにしてもねぇ……。
 和モノSFは良くてソノラマ、ほとんど角川やメディアワークスや富士見文庫系の商品しか読まない
ぼくちむには、とんと縁のない作品のオンパレードです。
 あ、そこの嫌ったらしいSFおたくのあなた! 角川や電撃や
ナポレオン文庫しか読まないぼくちむのことを笑ったな! この中に選ばれてる星界の紋章とそれらの作品がどう違うっていうんですか?
 違うのは出版社ぐらいのもんでしょう。

 しかも、納得できない部分がいくつかあります。一例として、山田正紀のアイドルサイバーパンク小説「アイドロイド・ユイ」ってのを読んだことがありますが、率直な感想として
これを読むぐらいならあかほりさとるの小説を読んでる方がマシだとしか思えないんですがいかがでしょうか。(ABC)




ed.yamana.gifRe 透明化の時代とはいうものの・・・

 70年代から始まった「拡散と浸透」の時代を経て、いまやSFは、透明化の時代に入ったんだそうです。パラレルワールドとかテレパシーとかバイオテクノロジーとか、要するに昔だったら「SF作家」しか取り扱わない小道具をだれもが使うようになり、しかも、それを「普通の人々」が違和感なく読んでいる。
 クーンツなんか典型ですよね。ああいうのは「ベストセラー小説家」というんでしょうけれども、SFの世界を十分に知っていて、そういう小道具をふんだんに使いながら、「出来上がりはSFではない」。本人に言わせれば、「ジャンル小説にしてしまってわざわざ売上を減らす馬鹿がどこにいる」ということらしいんですが。
 そう言われりゃ返す言葉もないんですけれどね。

 で、結局残っているのは、昔ながらの、この十年どころか二三十年かわりゃしない作品群というわけですわ(自嘲)。我々、生き残りのSF教徒達は、「SFもどき」のベストセラーやメインストリームの作品が次々とヒットを飛ばし、世間を騒がせているのを傍目に、ウン十年前の教典にしがみついている、という図式なんでしょうか。
 ああ、80年代頭にはあんなに流行っていたのにな。
 これでようやっとゲットーから抜けられると思ったのにな。
 ゲットーから抜けた途端に時代遅れになって、墓守をして一生おくらなけりゃならなくなったとは・・・。トホホ。

追伸:
 角川や電撃やナポレオンやソノラマや富士見やそんなものしか読んでいないあなた。あなたは幸せものです。だって、既に死んでしまった「SF」というジャンル小説ではなく、今一番いきのいい「おたく」というジャンル小説のファンなんですから。
 世の中、差別されているうちが花なんですよ。(山名尚志)




ed.erison.gifRe みんな年取っただけちゃうの?

 そういえば最近活字エスエフを読まなくなったなぁ。特にここに出てくる古典モノは、よっぽど読もうという気にならないと、なかなか本棚から引っぱり出さないのが通例だ(だいたい何故か買ってあるんだ)。

 仕事柄ネタになりそうなのは読んでるけど、「みんなでこれ読もう!」っていう風潮をもっと演出しなければあかんのんちゃうかなぁ。
 本を読む暇がある大学生とかにターゲットを絞った作品で狙っていかないと、高校生までは受験で読んでる暇なんか無いだろうし、社会に出たら「読んだ本について語る」という重要ファクターがかけてしまうので、結局市場は小さく閉鎖したままになると思うのだが、いかにいかに?

 活字が読まれなくなった訳では決して無くて、ライトノベルとか言われている読みやすい小説は相変わらず売れているのだ。
 たぶんSFマガジンだからこういうラインナップになっただけで、ヨソだったらオールタイムベストが「スレイヤーズ」だったり「エリアル」だったりすると思う。
 要は投票者の年齢層が上がって「昔の本しか知らないだけ」ちゃうけ?
 新しいモノが古参から見て「けしからん」のは当然で、電撃とか富士見とかで活躍している作家にもっと注目してやっても良いのではないかと思う次第である。

 最近電撃の「タイムリープ」を読んで面白かったのだが、最後の最後でトンデモ系に走って余韻をすべてブチ壊しにするという荒技を見た(笑)。
 作家の隙のアリ具合もまた問題ではあるのだが(^^;;(原えりすん)

[前のページへ]      [次の発言へ]