005/9 はい、今月のお勉強です。
<[テレビ]以前にも増して積極化する日本のテレビ番組の海外進出>(日経エンタテイメント3月号)
このところ、海外旅行先のホテルでテレビを見ると、日本のバラエティにそっくりの番組に出くわすことがある。だが、これをパクリと考えるのは早計というもの。なぜなら<フォーマット・セールス>という番組販売の形態があるのだ。
フォーマット・セールスとは、テレビ番組そのものではなく、文字通りTフォーマットUを売ること。番組のコンセプトやアイデア、セットのデザイン、罰ゲームのルールや進行上のノウハウなどの使用権を海外のテレビ局に販売するのだ。あちらの局は、フォーマットをもとに自国のタレントを使うなどアレンジして、新たに番組を制作する。日本のアニメやドラマが海外でも人気なのは有名な話だが、じつは、バラエティ番組も輸出されているのだ。・・・
・・・「アニメは世界中に売れるが、ドラマはアジア圏にしか受け入れられない。その点、バラエティのフォーマットは欧米にも通用する」
こう語るのは、日本テレビ・国際部の榎本勝人氏。同社は6年前からフォーマット販売を始め、これまで「マジカル頭脳パワー!!」や「世界はSHOW by ショーバイ!!」などの契約を成立。後者はイタリアやスペイン、台湾、タイなどの局に売れ、コンセプトに加えて、海外各地で取材した映像素材も提供している。・・・
はい、今回もまた新しい言葉が出ましたね。「フォーマット・セールス」、覚えて帰りましょうね。
マジな話、感心しましたよ。日本は知的著作権後進国、とかよくイジメられているんだけど、日本やるじゃん。そうか、この手があったか。一昔前なら日本のバラエティ番組なんて全部、アメリカのヒット番組のパクリだったんだけど、いまやフォーマット・セールスだもんなぁ。
でもこれがアリなら「戦隊ものフォーマット」「魔女っ子ものフォーマット」も売れるんだろうな。「浦沢義雄フォーマット」は無理か。(編集長)
Re 個人にも売ってくれるのだろうか・・・
フォーマットを売るというのはどういう販売なんだろう? 海外からバイヤーがやってきて
「おまえんとこの番組をやりたいからパクリにならないよう金払ってやるぜ」
って事なのか?
それとも「ベルトクイズQ&Q」「底抜け脱線ゲーム」「連想ゲーム」とかモロモロパッケージングされていて、海外のオフィスまでビデオを持っていって、この番組買いませんか?とセールスするのだろーか??
どうせなら小口販売も始めたらどうだろう。ある日突然ビデオを持ったセールスマンが我が家にやってきて「列車風船割り」とかの機材を買わせて、毎日家庭でテレビの罰ゲームが楽しめるのである。
そうなれば家庭も円満一家ニコニコの素晴らしい生活が送れるように・・・って・・・
ならんわなぁ。 (原えりすん)
Re 問題はアメリカに売れるか、だな。
日本のテレビ番組の「質」をどう評価するのか、っていうのは結構難しい問題である。「識者」に言わせれば「低俗この上もない」ってなことになるんだろうが、識者好みの「芸術性あふれる」テレビ番組に慣れたヨーロッパ人が、日本に旅行しにきて、ホテルで日本語もわからないのに「憑かれたように低俗番組を見続ける」情景がよく見られたりするのも、また、確かな現実だ。
要するに、「目を離させない=視聴率をとる」っていう観点からだけいえば、日本の番組は、ヨーロッパなんかより遥か上をいっているのだ。
じゃあ、なぜ日本の番組は「視聴率がとれる」のか。
単純にいってしまえば、民放の歴史=視聴率戦争の積み重ねが違う。ヨーロッパでは、つい80年代くらいまで、国営テレビが中心だった。だからこそ「詩の朗読を延々と続ける」ような、ゲイジュツ的だかなんだかしらんが、智恵の足りない番組が結構でかい顔をしていたのだ。
だが、状況は変わった。地上波に加え、CATV、衛星放送。今や、ヨーロッパも、完全な「民放」時代。その結果、「低俗番組」と「ポルノ番組」が一斉に解き放たれることになった。そして芸能スキャンダル。低俗番組の乱立は「テレビ・タレント」という大衆受けする芸能人の群れを生み出す。
おかげで東スポみたいな芸能雑誌もばんばん売れるようになった。
パパラッチの時代、っていう奴である。
そんなわけで、「キャンディ・キャンディ」に続いて、「マジカル」なんかも輸出が可能な土壌が広がったわけだ。
とは言え・・・これで世界をとったと思っては甘い、甘い。
低俗番組といえば、やはり本家はアメリカである。お堅いハズのニュース専門局で、ひがな一日、O.J.シンプソンとか、モニカ・ルインスキーのオーラル・セックスとかしかやらなかったりするんだから。
というわけで、「フォーマット販売」も、アメリカに売れてこそほんもの。
日本のテレビ局は「低俗戦争」でアメリカに勝てるか??? (山名尚志)
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