001/11 みんな、オレが出ていた委員会の報告書が出たゾ
<TOKYOキャラクター都市伝説(3)「オタク文化」街の主役に(『朝日新聞』1998年5月28日)
・・・今年4月、国土庁と三菱総研が一冊の報告書をまとめた。タイトルは「東京キャラクターシティ構想」。
専門家や業界関係者らでつくる委員会の議論をもとに、「東西線沿線の中野、早稲田、飯田橋と神田神保町、秋葉原までを含めた神田川沿いのエリアを、キャラクターのメッカにしよう」と大胆に提言する。海外の業者がキャラクターの使用権を買い付けに来日しても、交渉窓口が一元化していない」「ハリウッドやブロードウェーのように、観光客も呼べるメッカが必要ではないか」
委員会の調査で、漫画家の住まいやアニメ制作会社、漫画アニメ・ゲームソフトの専門店、出版社や編集プロダクションなどは、所在地に偏りがあることもわかった。
Re 神田川をオタクに割譲せよ
いや〜、凄いでしょ、この報告書。
実は、私も、この委員会でてました。最初は、結構、普通とは言い切れないものの、ぬるい展開だったんですよ。オタクな業界の話をしているハズなのに、海外の芸術振興の事例を調べましょう、と言ってみたり、アメリカのテーマパーク型のショッピングモールの紹介をしたり。
無理矢理、普通のシンクタンクのノウハウの枠内に押さえ込もうとしている感、ありありでした。
で、一回所用で休んだんですが・・・
そしたらいきなり神田川の地図を出してきて「これ沿いをオタクのメッカにする」とかいう提言になっている!
凄いぞ、凄い!!
どうもぬーぼーとしてつかみ所のない研究員だと思っていたら、いきなりこんな結論を出してくるとは。三菱総研、侮り難し。
こんな貴重な提言が、国土庁と三菱総研の連名で発表されるんだったら、これはタカラモノだぞ、っという訳で、爆笑しそうになったのを無理矢理おさえて賛美しまくらせて頂きました。「いや、これは新聞に発表するべきですよ」「いっそ、オタクに神田川を割譲する、っていうのはどうですか」と煽りまくったわけです。
そうしたら、国土庁のお役人も、座長の東大の大西先生(オフィス系の都市計画畑では大家の学者)もまんざらでなさそうで・・・。
結果、ばっちり新聞記事になりました。
はい、オタクの諸君。神田川は我々の領土です。何せ、国土計画を策定する担当省庁がそう決めたのだから間違いはない。
「オタクなキャラクターが立ち並ぶ殿堂」「オタクな企業が激安で借りられるペンシルビル」「オタクだったらタダで使える廃校になった小学校校舎」などがこれからどんどん整備されるそうなんで、期待して待っていて下さいね(笑)。(山名 尚志)
Re「やるなら吉祥寺までにしたら」
わははは、「ハリウッドやブロードウェイ」とは大きく出たねえ。だけどこういった例は全くないとはいえない。そもそもソーホーだって、金が無いアーティストたちが倉庫を安く借りて集まったのが最初だし。ただ決定的違いは彼らが自分たちで集まったのであって、そこにはこういったお上主導ではないパワーがあったということだ。
ただ生物っていうのはなはりその種によって生態系としては集まってしまうものだから、オタクがこういったところに集中するのもわかるような気がする。おたくは計算高いから、東急とか小田急などのたまプラーザとか成城学園前などといった小賢しい不動産業者のワナにはひっかからないのである。そういった意味では、ほっとけば自然にもっと集まってくるんでねーのという感じだ。まあお役所に出来ることといったら駅の中にキャラクターの絵を描くとかその程度のことざんしょ。
あと老婆心ながらつけ加えれば、東西線でということはわかるけど吉祥寺まで入れた方がもっと濃くなっていいと思うんだけど。(山田浩)
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