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眠田:やっぱり、プリミティヴな感覚と言うか、自分の作った本を目の前で、お客さんの顔を見て、渡すっていう行為は続けてないとまずいという気はするんですよ。 唐澤:ファンと直に触れるっていうのはすごく興奮しますよ。自分の立ち位置がわかるというね。特に我々のようにオタクを、つまりコミケに来るような人たちをメインの商売にしてる人たちにとっては、どれだけ本が売れたか、どれだけ人に声かけられたかっていうのがそれだけゲージになるわけだから。 そういう意味、ファンとの接触というゲージの高さという点においては、岡田さんや私なんかはちょっともう宗教がかっているかもしれない。メインのユーザーのところにいきなり岡田さんとかが来たわけでしょ。だって岡田さん売ってるんだもん、そこに行くとさ。岡田さんの本は見たことあるだろうだろうし、テレビで見てるかもしれないけれど、そこに来て、売ってるんだもん。お金払うとお釣りくれるんだもん。これは売っている側だけじゃなく、ファンの方も興奮しますよ。 岡田:ともかく一番言われるのが「本物ですか」ですからね。 唐澤:うちの場合は弟のぬいぐるみ着て来る奴がいるんですわ。毎年あのトマトの格好してきて一緒に写真とってくださいっていうわけね(笑)。 眠田:その辺はお二方コミケに来たのが最近だからですよ。私はもう二十年くらい出てるんで、毎年夏祭りと冬祭りに参加してるみたいなもんです。私のブースに来てくれる方も「まぁ、祭りだし縁起もんだから眠田の本でも買ってくか」っていう雰囲気で(笑)。老成した感じのサークルになってます。 唐澤:逆に言えば、この頃、我々みたいなプロの人間が凄く多いわけですよ。去年の夏コミでしたっけ、大塚康生が出したでしょ。あれ、別のルートでたまたま手に入ったの、コミケの前に。「これいい、買う買う」っていったら値段とかどこにも書いてないのね。おかしいなって思ったら、コードも何もなくて、「これ何」って言ったら「これ、大塚さんコミケで売るんです」ていうの。あの人も来るの、って言ったら「来るんです」、って(笑)。 岡田:その編集を大塚さんと一緒にやった奴がオレのブースに来て「今度こんなの出すことになったんです」って持ってきたのを見たら、田宮のプラのパッケージそっくりの大塚康生の奴を持ってきて、ばかっとあけたら同人誌入っててフィギュアが入っててCDが入ってセットになってる。これを今度出すんで原稿書いてくれたら一つ上げますっていうんで、じゃ「書く、書く、書く、書くと」(笑)。 大塚さんこの年ではまりだしたんだよね。 唐澤:だから、年に関係ないのね。老人問題の研究の人で70幾つってのが一昨年いましたから。今年はおいでになっていたんだろうか。 |
コミケ戦果品(唐澤編その2)![]() 理系は変な人本。この他にも医者本、歯医者本も多かった。 ![]() 石原豪人の追悼本。とは言っても、表紙を鋏とホチキスで貼り替えただけのチープさ。 ![]() 唐澤本人が係わった日曜官能家。尻の穴がコミケのチェックにひっかかってしまった(笑)。 |