ed.king.gifID4はエメリッヒ監督の大逆襲劇だ!
 

 僕をがっかりさせてくれた「スターゲート」だが、どうやらこれがエメリッヒ監督の制作意欲にいい効果を発揮したらしい。「ID4」に登場する悪役ニムジキ国防長官は、「スターゲート」当時のMGM宣伝部長だったニムジキ氏の名前を使っている。このことからもわかる通り、彼は悔しさをバネにするヤなヤツらしい。見込みがあるぞ。



 「ID4」の脚本も、マスコミ関係者を招いての「スターゲート」のパーティで、ある記者から「あんたは宇宙人なんか信じているのか?」とイヤミたっぷりにきかれた時に思いついた。悔しくて、「今度は宇宙人を信じたくなるような映画を作ってやる!」と一大決心し、2ヶ月間で一気に書き上げたのが「ID4」だったのだ。
 書き上げてすぐ、MGMを初め大手映画会社に脚本を送りつけた。で、その次の日、いきなり20世紀フォックスから、「脚本料+監督料として7億5千万円支払うので、契約して欲しい」というオファーが来た。それとは別に、興行収入の中からロイヤリティも支払うというオプションまでついていた。
 いきなりふってわいたようなラッキーだった。が、そのうきうき気分は、あっという間に吹き飛んでしまった。バットマンの監督、ティム・バートンが最新作「マーズ・アタック」の制作を発表したからだ。この話は火星人が地球を侵略するというストーリーで、明らかに企画としてバッティングしていた。



 エメリッヒ監督はパニックになった。

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