●大友克洋vs鈴木裕 ある一日の邂逅(WIRED日本版1997年1月号)

1996年、画期的なCG画像とともに登場したアーケードゲーム「ヴァーチャファイター3」、そして実験的な試みでアニメの歴史にまた新たな1ページを加えたオムニバス映画「MEMORIES」。常に業界の先導者として革新的な作品を生み続け、いまなお双方の領域で王座に君臨する“アーケードの改革者(イノベーター)”鈴木祐と、“ジャパニメーションの開拓者(パイオニア)”大友克洋。
1996年11月、ゲームとアニメの未来を担う2人のクリエイターが、お互いの領域を越え、出逢った。この邂逅は、はたして日本のエインタテインメント・ビジネス史に何を残し、また未来へ何を提示していくのであろうか。

・・・(中略)鈴木 ぼくは、アニメの中で「バビル2世」がすごく好きなんですが、それ以来こういったアニメが出ていなかった。でも「AKIRA」を見たときに「あぁやってくれたぁ」という感じでした。ぼくはアーティスティックなものが好きですからね。ゲームはアートではないかもしれないですが、アーティスティックな表現をしてみたいと思っているんです。“アート”という形になるのか、ポリシーを伝えるのか、有形か無形かは別問題として、とにかく“アート”なものが好きですから。・・・(後略)